「地上から10キロあたりを飛んでいるのが飛行機で、そこからさらに10倍したところが宇宙」という考え方について、実際の宇宙との境界はどのようになっているのでしょうか?本記事では、飛行機の高度と宇宙の境界について解説します。
飛行機が飛ぶ高度とは?
飛行機が通常飛ぶ高度はおおよそ10km前後です。商業用旅客機の場合、一般的には10,000m(10km)ほどの高さで飛行します。この高度では、空気はまだ薄く、気圧も低いため、乗客や乗員が快適に過ごせるように機内は加圧されています。
飛行機が飛んでいるこの場所は大気圏内であり、地球の表面と大気圏の境目ではありません。従って、飛行機が飛ぶ高度を宇宙と勘違いしがちですが、実際には宇宙の一歩手前に過ぎません。
宇宙とはどこから始まるのか?
宇宙の境界については、世界的に合意がある定義があります。それは、**カーマン線**と呼ばれる、高度約100kmのラインです。このラインを越えると、地球の大気の影響はほとんど無くなり、宇宙空間となります。
このカーマン線は、航空学者テオドール・フォン・カーマンによって提案され、商業航空と宇宙飛行の境界を示す基準として広く使用されています。100kmという高度は、地球の大気と無重力状態がはっきりと区別できる場所です。
飛行機の10kmと宇宙の100kmの違い
飛行機が飛ぶ高度10kmと、宇宙の境界100kmの違いは非常に大きいです。10kmでは大気圏内であり、まだ空気の抵抗を受けています。これに対して、100kmを越えるとほとんど空気は存在せず、宇宙空間に突入します。つまり、飛行機の高度と宇宙の境界では、物理的にも環境的にも大きな差があります。
宇宙に近づくにつれて、気圧や温度、空気の流れなどが劇的に変化します。飛行機が飛ぶ高度での空気の流れや気圧とは異なり、宇宙空間では無重力状態に近づき、いわゆる「真空状態」になります。
まとめ
地上から10kmの高度で飛行機が飛ぶ場所は、大気圏内であり、宇宙の一歩手前です。宇宙はカーマン線を越えた100kmの高さから始まるとされ、この境界を超えると、地球の大気の影響はほとんどなくなり、真空状態の宇宙空間に突入します。したがって、10倍の高さで宇宙とする考え方は正確ではなく、正しい宇宙の境界は100km付近に存在します。

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