「500gの5％」がすぐ分かる：割合が苦手でも安心な超やさしい考え方

「◯％」と聞くだけで苦手意識が出てしまう方は少なくありません。ですが、料理や日常生活で使う割合は、小学生レベルの考え方で十分理解できます。ここでは「500グラムの肉に対して5％の塩を加える」という例を通して、ゆっくり丁寧に考え方を解説します。

％（パーセント）って何を意味しているの？

％は「100分のいくつ」という意味です。5％なら「100分の5」ということになります。

たとえば、100円の5％は5円です。これは「100のうち5」という考え方をしているだけで、特別な数学ではありません。

今回の「基準」は肉の重さである500グラムです。この500グラムを「全部で100」と考えます。

すると、その5％は「100のうち5」なので、500グラムの5％は「500を100で割って、さらに5を掛ける」ことになります。

計算式はとてもシンプルです。

500 × 0.05 ＝ 25

つまり、500グラムの肉に対する5％の塩は 25グラムです。

％は小数に直すと計算しやすく、5％は「0.05」になります。

もし小数が苦手なら、10％から考える方法もあります。

500グラムの10％は半分の50グラムです。5％はその半分なので、50 ÷ 2 ＝ 25グラムと分かります。

この考え方は暗算にも向いていて、料理や買い物でもとても便利です。

表にしてみると、「増え方」が直感的に分かりやすくなります。

「500グラムの5％」は、難しい計算ではなく「500のうちの5％＝25グラム」というごく単純な考え方です。

％は怖い記号ではなく、「全体の中の少し」という意味だと分かれば、算数が苦手でも必ず使いこなせるようになります。まずは料理など身近な場面で、ゆっくり慣れていきましょう。