高校数学でよく出る問題の一つに、4人を2組に分ける方法と、4人から学級委員を2人選ぶ方法があります。この2つの問題では、なぜ学級委員を選ぶ方法には階乗で割る必要がないのかが気になるかもしれません。本記事では、この2つの問題の求め方と、階乗を使うべき場合と使わない場合について詳しく解説します。
4人を2組に分ける方法
4人を2組に分ける方法を考える場合、まず全ての人を選ぶ方法として、4人を2組に分ける際の順番や位置を考慮する必要があります。つまり、順番を考慮しているため、組の順番も重要です。
この場合、組の順番を無視して単純に2組に分けるには、4人のうち2人を選んで1組目を作り、残りの2人を2組目にすることができます。最初の選び方は 4C2 で、次に残りの2人が自動的に2組目になります。これを計算すると、4人を2組に分ける方法の総数は6通りです。
学級委員を2人選ぶ方法
学級委員を選ぶ場合、選んだ2人の順番は関係ありません。つまり、学級委員の選出では、2人を選ぶ順番を考慮しないため、順序を考慮した計算は不要です。この場合、階乗で割る必要はありません。
4人の中から2人を選ぶ場合、順番を気にせず単に2人を選ぶ方法は、4C2で計算できます。この場合、4C2 = 6通りで、こちらも4人から2人選ぶ方法として、6通りが求められます。
なぜ学級委員の選び方には階乗で割る必要がないのか
学級委員を選ぶ問題で階乗で割る必要がない理由は、選んだ2人の順番が重要でないからです。つまり、順番を気にしない選び方の場合、組み合わせを計算する際に階乗で割る必要はありません。
一方で、4人を2組に分ける問題では、組み分けの順番が重要です。例えば、A組とB組に分けた場合と、B組とA組に分けた場合は異なる組み合わせと見なされるため、階乗で割ることで順番を無視した組み合わせを求めることができます。
まとめ
4人を2組に分ける方法と、4人から学級委員を選ぶ方法には、順番を考慮するかどうかの違いがあります。学級委員を選ぶ場合、選んだ順番が重要ではないため、階乗で割る必要はありません。一方で、4人を2組に分ける場合、順番を考慮するため、階乗で割る必要があります。この違いを理解することで、組み合わせや順列を適切に計算できるようになります。


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