2次関数の最大値と最小値を求める問題は、関数のグラフの形や頂点の位置を理解することで解けます。この記事では、関数f(x) = -x² + 6xについて、与えられた範囲0≦x≦a内での最大値と最小値をどのように求めるかを解説します。
2次関数の形と頂点
2次関数f(x) = ax² + bx + cは、放物線のグラフを描きます。この関数では、aが負の場合(-x²のような場合)、放物線は上に凸になります。関数の最大値または最小値は、頂点で発生します。
f(x) = -x² + 6xの場合、a = -1、b = 6です。この関数は、放物線が上に凸になるため、最大値は頂点で得られます。
頂点の求め方 – 頂点のx座標
2次関数の頂点のx座標は、次の式で求められます。
x = -b / 2a
ここで、a = -1、b = 6を代入すると。
x = -6 / (2 * -1) = 3
したがって、x = 3が頂点のx座標です。このx座標におけるy座標が最大値となります。
最大値と最小値の求め方
関数f(x) = -x² + 6xの最大値と最小値を求めるためには、範囲0≦x≦a内での値を評価します。まず、x = 3のときのf(x)の値を求めます。
f(3) = -(3)² + 6(3) = -9 + 18 = 9
よって、x = 3での最大値は9です。
次に、0≦x≦aの範囲の最小値を求めます。この場合、aの値に応じて最小値が決まります。例えば、a = 4の場合、x = 0とx = 4での値を比較します。
範囲を考慮した計算例
もしa = 4であれば、x = 0とx = 4でf(x)を計算してみます。
- f(0) = -(0)² + 6(0) = 0
- f(4) = -(4)² + 6(4) = -16 + 24 = 8
したがって、範囲0≦x≦4における最小値はf(0) = 0で、最大値はf(3) = 9となります。
まとめ: 最大値と最小値を求める方法
2次関数f(x) = -x² + 6xの場合、最大値はx = 3で得られ、その値は9です。最小値は範囲に応じて異なりますが、与えられた範囲内でf(x)の値を計算することで求めることができます。今回の例では、範囲0≦x≦4の場合、最小値は0、最大値は9となりました。


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