中学2年生で学ぶ一次関数では、2点を通る直線の方程式を求める問題があります。特に「(25,25)と(50,0)の2点を通るグラフはなぜy=-x+50になるのか?」という質問について、今回はその解き方を詳しく解説します。
一次関数の基本的な考え方
一次関数は、y=ax+bという形で表されます。この式では、aは直線の傾き、bはy軸との交点を示します。2点が与えられた場合、その2点を通る直線の方程式を求めるためには、まず直線の傾きaを求める必要があります。
傾きaは、2つの点の座標(x₁, y₁)と(x₂, y₂)を使って次のように求めます。
a = (y₂ – y₁) / (x₂ – x₁)
与えられた2点から傾きを求める
今回の問題では、与えられた点は(25, 25)と(50, 0)です。この2点の座標を使って傾きを求めてみましょう。
傾きaは、次のように計算できます。
a = (0 – 25) / (50 – 25) = -25 / 25 = -1
したがって、傾きaは-1です。
y切片bを求める
次に、直線の方程式のy切片bを求めます。傾きaがわかれば、与えられた点のいずれかの座標を使って、次の式に代入することでbを求めることができます。
y = ax + b
ここでは、点(25, 25)を使って求めてみます。y = 25, x = 25, a = -1を代入すると。
25 = -1×25 + b
これを解くと。
25 = -25 + b
b = 25 + 25 = 50
一次関数の方程式が求められる
これで、直線の方程式は次のように求めることができます。
y = -x + 50
この式が、与えられた2点(25, 25)と(50, 0)を通る直線の方程式です。
まとめ
一次関数の方程式は、2点を通る直線の傾きとy切片を求めることで簡単に導くことができます。今回の問題では、2点(25, 25)と(50, 0)から傾きa = -1を求め、y切片b = 50を求めることで、y = -x + 50という式が得られました。このように、2点から直線の方程式を求める方法を理解すれば、一次関数の問題をしっかりと解けるようになります。


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