物理基礎の問題でよく取り上げられる、等加速度直線運動の計算方法について解説します。初速度、加速度、時間が与えられた場合、速さや移動距離、または特定の速さに達する時間を計算することができます。ここでは、具体的な数値を使って問題を解いていきます。
問題設定
車が初速度4.0m/sで、加速度2.0m/s²で等加速度直線運動をしています。この車の運動に関して、以下の質問に答えます。
- 1. 3.0秒後の速さvは?
- 2. 4.0秒後の移動距離xは?
- 3. 速さvが20m/sになるのは運動開始から何秒後か?
速さvの計算方法(問題1)
速さvは次の運動方程式を使って求めることができます。
v = u + at
ここで、uは初速度、aは加速度、tは時間です。問題では、u = 4.0m/s、a = 2.0m/s²、t = 3.0秒です。
したがって、速さvは次のように計算できます。
v = 4.0 + (2.0 × 3.0) = 4.0 + 6.0 = 10.0m/s
移動距離xの計算方法(問題2)
移動距離xは次の式で求められます。
x = ut + (1/2)at²
ここで、u = 4.0m/s、a = 2.0m/s²、t = 4.0秒です。
移動距離xを計算すると、
x = 4.0 × 4.0 + (1/2) × 2.0 × (4.0)²
x = 16.0 + 16.0 = 32.0m
速さが20m/sになる時間の計算(問題3)
速さvが20m/sになるために必要な時間tを求めるには、次の式を使います。
v = u + at
ここで、v = 20m/s、u = 4.0m/s、a = 2.0m/s²です。
この式をtについて解くと、
20 = 4.0 + 2.0t
20 – 4.0 = 2.0t
16.0 = 2.0t
t = 8.0秒
まとめ
この問題では、等加速度直線運動に関する基本的な公式を使って、速さや移動距離を計算しました。重要なのは、加速度と時間をもとに物理量を正しく計算することです。このような計算を通じて、物理の基本的な運動法則を理解することができます。


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