ベネッセの学力推移テストにおける数学の部分点と解答の書き方

中学数学

ベネッセの学力推移調査や模試では、数学の問題で「求める過程を書きなさい」と指示されることがあります。このとき、単に答えだけを書くのではなく、計算の手順や考え方を示すことが重要です。では、過程を一部省略したり、途中で誤りがあった場合に部分点はもらえるのでしょうか。この記事では、採点の仕組みや得点を伸ばすための効果的な書き方について解説します。

ベネッセの模試における採点の基本方針

ベネッセの模試は、正答に至るまでのプロセスを重視して採点される仕組みを持っています。そのため、最終的な答えが合っていても過程がまったく書かれていなければ、減点や無得点となることがあります。

一方で、計算途中に小さなミスがあって答えがずれていても、考え方や式の立て方が正しければ部分点が与えられる場合があります。特に数学では「答えを導くまでの論理の正確さ」が重視されます。

過程を書く際に意識すべきポイント

過程を書くときは、次の点を意識すると高得点につながりやすくなります。

  • 問題文から立てた方程式や関係式を明示する
  • 計算を省略せず、段階的に書く
  • 途中で仮定や条件を使った場合は簡潔に補足する

このように、採点者が「どう考えて解答に至ったのか」を理解できるように書くことが大切です。

部分点がつく具体的なケース

例えば、解答が2次方程式を解く問題であった場合、方程式を正しく立てて解の公式を使ったが、計算ミスで数字を誤った場合でも、多くのケースでは部分点が与えられます。

一方で、答えだけをポンと書いた場合、仮に正解であっても「なぜその答えに至ったか」が分からず、部分点はつかない可能性が高いです。

答えと仮定だけでは不十分な理由

「答え」と「仮定」を書いていれば十分なのでは?と思うかもしれません。しかし、それだけでは「その仮定からどうやって答えを導いたのか」が伝わりません。数学の採点は論理の流れを評価するため、途中の計算や変形のプロセスを示さなければ減点される可能性があります。

例えば、三角形の面積を求める問題で「底辺×高さ÷2」という公式を仮定し、答えを書いただけでは「どの辺を底辺にしたのか」や「高さをどう導いたのか」が分からないため、満点は期待できません。

まとめ

ベネッセの学力推移テストや模試では、数学の問題で「過程を書け」と指示がある場合、答えと仮定だけでは不十分です。式の立て方・計算の流れ・条件の使い方を丁寧に示すことで、部分点を確実に得ることができます。正答を導けなかったとしても、途中までの論理展開を示すことが得点につながるため、過程を書く習慣を大切にしましょう。

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