中1数学の正負の計算：符号の計算方法と指導方法の変化について

中学1年生の数学でよく取り扱われる「正負の計算」。特に、符号をつけた数字の計算方法にはいくつかのアプローチがあります。今回は、質問者様が抱えている疑問について解説し、理解を深めるためのアドバイスをします。

1. 正負の計算式の方法について

質問者様が示した計算式、すなわち「(−5)＋(+3)」について、2つの方法があるという点に注目しましょう。ひとつは、①「−(5−3)」という方法、もうひとつは②「−5＋3」という方法です。これらはどちらも同じ結果を導きますが、アプローチが異なります。

①の方法では、「絶対値が大きい方の符号を（）の前に出して、その差を計算する」というルールが使われています。これに対して②の方法は、単純に式を展開して計算を行う方法です。

質問者様が心配されているのは、「②の方法で書いたら△または✕になるのでは？」という点です。しかし、②の方法は数学的に正しい方法ですので、テストで使っても間違いにはなりません。

重要なのは、計算の過程が論理的であり、符号を間違えないことです。②の方法を使っても、結果が正しければ問題ありませんので、心配せずに積極的に使っていきましょう。

昔は、質問者様の親世代が学んだ方法（②の方法）が主流だったかもしれません。しかし、教育現場では、最近では計算をより視覚的に、直感的に理解できるように工夫された方法が増えてきています。その一環として、①のような方法が取り入れられることが多くなりました。

教育方針や指導方法は時代とともに変化しますが、どちらの方法も最終的には同じ結果にたどり着きますので、どちらを使っても問題ありません。

今回、正負の計算方法について、質問者様が気にされていた部分を解説しました。最も重要なのは、計算過程で符号を正しく扱い、最終的に正しい答えを導き出すことです。②の方法も、もちろん正しい方法として使用して問題ありません。

自信を持って、どの計算方法でも対応できるようにしていきましょう！