新潟県上越市の稲作状況：渇水からの回復と今後の見通し

2025年8月初旬、新潟県上越市では長期間の高温と降水不足により、稲作に深刻な影響が出ていました。しかし、8月6日から7日にかけて降った雨により、状況は若干の回復を見せています。今回は、その後の稲の状況と今後の見通しについて詳しく解説します。

長期間の高温と降水不足による影響

上越市では、7月の降水量が0.5ミリと観測史上最少となり、平均気温は28.7℃と観測史上最高を記録しました。さらに、雨がほとんど降らない日が8月5日まで40日間続き、稲の生育に深刻な影響を及ぼしました。牧地域では、ため池の水位が低下し、天水田ではひび割れが発生するなど、渇水による被害が広がっていました。

8月6日から7日の降雨とその影響

8月6日から7日にかけて、上越市には6ミリから53ミリの雨が降りました。この降雨により、田面の水分が回復し、若干の持ち直しが見られました。しかし、牧地域ではため池の水位が底をついているところもあり、完全な回復には時間がかかるとされています。

農家の声と今後の見通し

農家からは、穂が出れば儲けものだが、多分もう出ないのではないかとの声が上がっています。葉の半分が枯れてしまっている稲もあり、これらの田んぼについては半作になる可能性が高いとされています。上越市は、今後の支援策を検討するため、被害状況の集計を進めています。

まとめ

上越市では、長期間の高温と降水不足により稲作に深刻な影響が出ていましたが、8月6日から7日の降雨により、若干の回復が見られました。しかし、完全な回復には時間がかかるとされ、農家の不安は続いています。今後の支援策や天候の変化により、稲作の状況がどう変化するか注視する必要があります。