ILI9341とArduinoの接続方法と変換モジュールの使い方

工学

ILI9341は、人気のある液晶ディスプレイで、Arduinoと接続して使用することができます。しかし、電圧が異なるため、5Vから3.3Vに変換するモジュールが必要です。この記事では、変換モジュールの使い方と、Arduinoとの配線方法について解説します。

ILI9341の電圧変換モジュールの役割

ILI9341は通常、3.3Vで動作しますが、Arduinoの多くのモデルは5Vで動作します。そのため、Arduinoからの5V信号を直接ILI9341に供給すると、過剰な電圧がかかってしまい、ディスプレイが壊れる可能性があります。この問題を解決するために、5Vを3.3Vに変換するモジュールを使います。

5Vから3.3Vに変換するモジュールは、信号の電圧を適切なレベルに下げ、ILI9341を安全に動作させるために必要です。これにより、ArduinoとILI9341の間で正しい電圧がやり取りされ、ディスプレイを正常に動作させることができます。

Arduinoとの接続方法

ArduinoとILI9341の接続は、特定のピンを使用して行います。Arduinoの0~13番のピンは、デジタル入力/出力ピンです。適切なピンを選んで接続することが重要です。接続例としては、以下のような配線が考えられます。

  • VCC → 3.3V(変換モジュールから供給)
  • GND → GND
  • CS → Arduinoの任意のデジタルピン
  • RESET → Arduinoの任意のデジタルピン
  • DC/RS → Arduinoの任意のデジタルピン
  • SDI(MOSI) → Arduinoの13番ピン
  • SCK → Arduinoの12番ピン
  • LED → 3.3V(または適切な電圧)

適切なピンに接続した後、ArduinoにILI9341用のライブラリをインストールして、表示をテストすることができます。

注意点

接続時に重要なのは、ピンの配線を適切に行うことと、変換モジュールを使うことです。また、ArduinoとILI9341の通信にはSPI通信を使用するため、SPIピンを正しく接続する必要があります。配線が正しくないと、ディスプレイに何も表示されなかったり、動作しないことがありますので注意が必要です。

まとめ

ILI9341をArduinoで使用するには、5Vから3.3Vに電圧を変換するモジュールが必要です。また、配線は適切に行い、SPI通信を使用して接続します。初心者でも簡単に接続できるので、まずは基本的な配線とライブラリを試してみましょう。

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