本記事では、結核の有病率を求める方法について解説します。特に、活動性結核患者数と結核総登録者数を使って、年末の結核有病率(人口10万人当たり)を求める問題に焦点を当てます。
1. 結核有病率の定義
結核有病率は、一定期間内における結核患者数をその期間の総人口で割った割合です。ここでは、年末の結核有病率を求めるために、年末の結核患者数をもとに計算を行います。
2. 計算に使用する数値
問題文に記載されたデータは次の通りです。
- 人口:122万人
- 活動性結核患者数:159人
- 結核総登録者数:549人
この場合、結核有病率を求めるために使用するのは、「年末の結核総登録者数」となります。
3. 結核有病率の計算方法
結核有病率は、以下の計算式で求めることができます。
結核有病率 = (年末の結核総登録者数 / 総人口) × 100,000
ここでは、年末の結核総登録者数が549人、総人口は122万人です。この値を使って、計算を進めます。
4. 計算の結果
実際に計算を行うと、次のようになります。
結核有病率 = (549 / 1,220,000) × 100,000 = 約45.0
つまり、人口10万人当たり45.0人の結核患者がいることになります。小数点以下は四捨五入して45人として表示します。
5. まとめ
結核有病率の計算では、年末の結核総登録者数を基に計算を行い、活動性結核患者数は使用しません。計算においては、人口10万人あたりの結核患者数を求めることが求められます。この方法を参考にして、他の疫学的な計算にも応用することができます。
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