今回は複素関数の問題に関して、複素平面上で2点を通る直線の方程式を、zとその共役である¬zを使って表現する方法を解説します。
問題設定
問題では、複素平面上に2点α=1+iとβ=2+2iが与えられています。この2点を通る直線の方程式をzと¬zを用いて求める問題です。
解法
まず、直線の方程式を求めるためには、直線上の点zを一般的にz = x + iy(ここでx, yは実数)として考えます。次に、直線が与えられた2点αとβを通ることから、直線の傾きを求め、その後zと¬z(zの共役)を用いて方程式を導出します。
2点αとβを通る直線の方程式は次のように求められます。
まず、2点間の傾きmを計算します。
m = (y2 – y1) / (x2 – x1) = (2 – 1) / (2 – 1) = 1
次に、直線の方程式をy – y1 = m(x – x1)で表します。ここで、mは直線の傾き、(x1, y1)は点αの座標です。
y – 1 = 1(x – 1)
y = x
zと¬zを用いた表現
zとその共役である¬zを使って直線の方程式を表現するために、z = x + iyおよび¬z = x – iyを用います。この場合、x = yの関係から、zと¬zを用いて次のように直線の方程式を表現できます。
z – ¬z = 2iy = 0
これにより、直線の方程式はzとその共役を使って表現できます。
まとめ
複素平面上で2点を通る直線の方程式をzとその共役である¬zを使って表す方法について解説しました。この方法を使うことで、複素数を用いた直線の方程式の表現が可能となります。問題に応じて、適切な手法を選んで解いていくことが重要です。
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