自転車の制動距離に関する問題の解説

中学数学

自転車がブレーキをかけたときの制動距離について、速さの2乗に比例するという関係を使った問題を解いていきます。問題は次のようになります。

「時速60kmで走っていた時の制動距離を20mとすると、制動距離を10mにするには、時速何kmの速さで走っていなければならないか。」

1. 制動距離の関係式

制動距離が速さの2乗に比例するということから、次のような関係が成り立ちます。

D ∝ v²

ここで、Dは制動距離、vは速さです。この関係から、制動距離Dは速さvの2乗に比例することがわかります。

2. 比例定数を求める

問題では、時速60kmのときの制動距離が20mとされています。この情報を使って比例定数を求めることができます。

D₁ = k × v₁²

ここで、v₁ = 60km/h、D₁ = 20mです。これを代入して比例定数kを求めます。

20 = k × 60²

k = 20 / 3600 = 1 / 180

3. 新しい速さを求める

次に、制動距離が10mのとき、速さv₂を求めます。先ほど求めた比例定数kを使って、次の式を立てます。

D₂ = k × v₂²

10 = (1 / 180) × v₂²

v₂² = 10 × 180 = 1800

v₂ = √1800 ≈ 42.43km/h

4. まとめ

したがって、制動距離を10mにするためには、時速約42.43kmで走っていなければなりません。この問題では、制動距離が速さの2乗に比例するという関係を使って、速さを求めました。

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