金属Mを酸化させて得られた化合物M2O3から、金属Mの原子量を求める式を導き出す問題です。酸化反応において、金属Mと酸素の間で質量比がどのように関連しているのかを考え、Mの原子量を求める手順を解説します。
問題の状況と与えられた情報
この問題では、金属M(仮の元素記号)xグラムが酸化され、化合物M2O3がyグラム得られたとされています。酸化反応では、金属Mが酸素と結びついて酸化物M2O3を形成します。
ここで、M2O3の化学式から、金属Mと酸素との質量比を使ってMの原子量を求めます。酸素の原子量は16として与えられています。
化学式に基づく質量比の設定
化学式M2O3から、1モルのM2O3は、金属Mが2モル、酸素が3モルであることがわかります。つまり、M2O3の1モルは金属Mが2モル、酸素が3モルを含んでいます。この関係を元に、質量比を求めることができます。
金属Mのモル質量をM(g/mol)、酸素のモル質量を16(g/mol)として考えます。この場合、M2O3の1モルの質量は、2M + 3 × 16 = 2M + 48(g)となります。
質量比から原子量を求める式
問題では金属Mの質量がxグラム、M2O3の質量がyグラムであることが与えられているので、化合物M2O3の質量に対する金属Mの質量の比率を求めます。
これにより、次の式が導かれます。
x / y = (2M / (2M + 48))
ここで、x / yは金属MとM2O3の質量比を示し、この式から金属Mの原子量Mを求めることができます。
解法のステップ
この式を解いて金属Mの原子量Mを求める手順は以下の通りです。
- 式 x / y = (2M / (2M + 48)) を用意する。
- 両辺を計算してMに関する式を整理する。
- Mを求める。
この方法を用いることで、金属Mの原子量Mをxとyを用いて計算することができます。
まとめ
この問題では、酸化反応における金属Mと酸素の質量比から金属Mの原子量を求める方法を解説しました。M2O3の化学式と質量比を用いて計算し、最終的に金属Mの原子量Mを求めることができます。この手法は化学の基礎的な考え方を理解するのに役立ちます。
コメント