最小公倍数と最大公約数から自然数の積と組み合わせを求める方法

中学数学

最小公倍数と最大公約数に関する問題では、与えられた条件から2つの自然数を求めることができます。この問題では、最小公倍数が420、最大公約数が5である2つの自然数の積と、それらの組み合わせの数を求める方法を解説します。

1. 最小公倍数と最大公約数の関係

最小公倍数(LCM)と最大公約数(GCD)は、2つの数に関する重要な関係を持っています。最小公倍数は、2つの数の最小の共通の倍数であり、最大公約数は、2つの数の最大の共通の約数です。

最小公倍数と最大公約数には次の関係式があります。

LCM(a, b) × GCD(a, b) = a × b

この式を使って、2つの自然数の積を求めることができます。

2. 2つの自然数の積を求める

問題では、最小公倍数が420、最大公約数が5である2つの自然数を求める必要があります。上記の関係式を使って、これらの数の積を求めましょう。

LCM(a, b) × GCD(a, b) = a × b という式に代入すると、次のようになります。

420 × 5 = a × b

この計算を行うと、a × b = 2100 となります。

したがって、2つの自然数の積は2100です。

3. 2つの自然数の組み合わせの数を求める

次に、最小公倍数と最大公約数がそれぞれ420と5である自然数の組み合わせの数を求めます。まず、aとbをそれぞれa = 5x、b = 5yと置き換えます。ここで、xとyは互いに素な数である必要があります。

このように置き換えると、最小公倍数は次のように表されます。

LCM(a, b) = 5 × LCM(x, y)

与えられた最小公倍数が420であるため、5 × LCM(x, y) = 420 となります。

したがって、LCM(x, y) = 84 となります。xとyが互いに素な数であり、LCM(x, y)が84である組み合わせを求めると、xとyの組み合わせは次の通りです。

x = 1, y = 84、x = 2, y = 42、x = 3, y = 28、x = 4, y = 21、x = 6, y = 14、x = 7, y = 12

以上の組み合わせが考えられるため、組み合わせの数は6組となります。

4. まとめ: 問題の解法

この問題では、最小公倍数と最大公約数の関係を利用して、2つの自然数の積とその組み合わせの数を求めました。具体的な手順としては、最小公倍数と最大公約数から2つの自然数の積を求め、その後、互いに素な数の組み合わせを求めるという方法を取りました。

最終的に、2つの自然数の積は2100、組み合わせの数は6組であることがわかりました。

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