韓国語の「〜できる」「〜できない」を表現する文法は、日常的に使われる重要な表現ですが、尊敬語やパッチムによって形が変わります。今回は、一般的な「할 수 있다/없다」に加え、尊敬語や、ㄹパッチム、ㄷパッチム、ㅅパッチムの場合にどう変化するのかを解説します。
「〜できる」「〜できない」の基本形:할 수 있다/없다
韓国語で「〜できる」「〜できない」を表すには、「할 수 있다/없다」を使用します。これは、動詞「하다」の「〜する」という意味に「〜できる」「〜できない」を組み合わせた形です。例えば、
- 한국어를 할 수 있다.(韓国語ができる)
- 운전을 할 수 없다.(運転ができない)
尊敬語における「〜できる」「〜できない」:하실 수 있다/없다
尊敬語では、動詞「하다」の尊敬形「하시다」を使い、「하실 수 있다/없다」となります。これは、相手を敬う場合や目上の人に対して使います。例えば、
- 선생님은 한국어를 하실 수 있습니다.(先生は韓国語ができます)
- 부장님은 운전을 하실 수 없습니다.(部長は運転ができません)
パッチム別の変化:ㄹパッチム、ㄷパッチム、ㅅパッチム
「〜できる」「〜できない」を表す際、動詞の最後の文字(パッチム)が異なる場合、形が少し変化します。それぞれのパッチム別にどう変化するのかを見ていきましょう。
ㄹパッチムの時
ㄹパッチムを持つ動詞(例えば、살다、가다など)では、基本形「할 수 있다」に変化はありません。例えば、
- 살 수 있다(住むことができる)
- 갈 수 있다(行ける)
これらの動詞はそのまま「할 수 있다」の形で使います。
ㄷパッチムの時
ㄷパッチムを持つ動詞(例えば、받다、닫다など)の場合、語幹のㄷがㅅに変わります。例えば、
- 받을 수 있다(受け取ることができる)
- 닫을 수 있다(閉めることができる)
このように、ㄷパッチムの場合、変化して「받을」「닫을」のように使います。
ㅅパッチムの時
ㅅパッチムを持つ動詞(예를 들면、묻다、빗다など)では、ㅅが消えて「을 수 있다」となります。例えば、
- 묻을 수 있다(尋ねることができる)
- 빗을 수 있다(とかすことができる)
これも、ㄷパッチムと同様に変化しますが、ㅅが消えることが特徴です。
まとめ
韓国語で「〜できる」「〜できない」を表現する場合、基本形の「할 수 있다/없다」に加え、尊敬語やパッチムの違いに応じた変化があります。これらの文法をしっかり理解して使いこなすことで、韓国語の表現がさらに豊かになります。自分が使いたい形に合わせて適切な言い回しを学んでいきましょう。
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