算数の問題では、速さ、時間、距離の関係を正しく理解することが重要です。本記事では、実際の問題を使ってこれらの関係をどのように解くかを解説します。問題ごとにステップを踏んで計算方法を説明しますので、是非参考にしてください。
問① 行きと帰りの速さが違う場合の道のりの求め方
まずは、行きと帰りの速さが異なる場合の道のりを求める問題です。このような問題では、往復にかかる時間を分けて考える必要があります。
問題では、行きは毎時6km、帰りは毎時3kmで走るとき、18時間で往復できる道のりを求めることが求められています。行きと帰りにかかる時間をそれぞれ計算し、総距離を求めることが重要です。
行きにかかった時間の考え方
行きの時間は、距離 ÷ 速さで求められます。例えば、道のりをd kmとすると、行きにかかる時間はd ÷ 6時間です。同様に、帰りにかかる時間はd ÷ 3時間です。
この2つの時間の合計が18時間に等しくなる式を立てます。これを解くと、道のりdが36kmであることがわかります。
問② 2人の速さの比を求める方法
次に、リノさんとシズさんの速さの比を求める問題です。ここでは、シズさんがリノさんを追いかけるシチュエーションです。
リノさんが家を出てから18分後にシズさんが自転車で追いかけ、48分で追いついたという情報があります。リノさんとシズさんの速さの比を求めるためには、それぞれが進んだ時間と距離の比を求めることが大切です。
進んだ時間と道のりの比を使った速さの比
リノさんが進んだ時間は18分+48分=66分、シズさんは48分で追いついたので、シズさんが進んだ時間は48分です。次に、進んだ道のりの比は、それぞれの時間を使って求めます。
速さは道のり ÷ 時間なので、速さの比は、リノさんとシズさんが進んだ時間の比と進んだ道のりの比から求めることができます。最終的に、リノさんとシズさんの速さの比は8:11となります。
問③ 競走における出発点の調整方法
最後に、競走においてレナさんとお姉さんの出発点の調整を求める問題です。レナさんとお姉さんが50mの競走をした場合、お姉さんがゴールしたとき、レナさんは5m負けました。
この問題では、お姉さんの出発点をレナさんよりも何m後ろにすれば2人いっしょにゴールできるかを求めます。速さの比を求めることで、適切な出発点を導きます。
速さの比から出発点の調整を求める方法
速さの比が求まると、その比を元に出発点を調整できます。この場合、速さの比を求め、レナさんが進む距離とお姉さんが進む距離を比で割り算します。最終的に、必要な調整距離は5と5/9mとなります。
まとめ
本記事では、速さ、時間、距離に関連する3つの算数の問題を解く方法を解説しました。問題を解く際には、時間と距離の関係を正確に理解し、適切な計算式を立てることが大切です。具体的な手順に従って解くことで、速さの比や道のりを正しく求めることができます。
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