眼鏡を常用している天体観測者にとって、アイピース選びは非常に重要です。特に高倍率のアイピースを使用する際、アイレリーフ（視度）が短いと覗きにくく、快適な観測ができません。この記事では、SE120に最適な60倍前後のアイピースの選び方と、眼鏡を着用しても覗きやすいアイピースのおすすめをご紹介します。
アイピース選びの基本
アイピース選びで最も重要なのは、アイレリーフの長さです。アイレリーフが短いと眼鏡をかけている人にとって覗きづらく、観測が快適ではありません。一般的に、アイレリーフが15mm以上あると、眼鏡をかけたままでも快適に覗きやすいとされています。
また、視界の広さも重要です。広い視界を持つアイピースは、天体を観察する際に楽しく、快適な体験を提供します。特に、星雲や銀河などを観察する際には広視野が有利です。
SE120におすすめのアイピース
SE120は高倍率の天体望遠鏡で、星雲や銀河の観察に適しています。そのため、60倍前後のアイピースを選ぶと良いでしょう。以下に、眼鏡着用者におすすめのアイピースをいくつかご紹介します。
PHOTON 8mm・12mm
PHOTONシリーズは、安価で評判の良いアイピースですが、アイレリーフが13mmとやや短いため、眼鏡をかけたままだと観察が少し不便に感じるかもしれません。特に12mmでは視界がやや狭く、星雲や銀河の観察には少し物足りない場合があります。
ハイペリオン 10mm・13mm
ハイペリオンはアイレリーフが長く、視界も広いため、眼鏡をかけている方にもおすすめです。しかし、価格がやや高く、SE120のような望遠鏡には少し高級すぎるかもしれません。ですが、視覚的な快適さと広い視野を重視する方には最適な選択肢となるでしょう。
ビクセン SLV 10mm・12mm
ビクセンのSLVシリーズは、アイレリーフが長いため、眼鏡をかけている方でも観察がしやすいアイピースです。しかし、視界が狭めで、特に星雲や銀河を観察する際には少し窮屈に感じることがあります。価格は中間程度で、バランスが取れた選択肢です。
笠井トレーディング FF-12mm
笠井トレーディングのFFシリーズは、スペックと価格のバランスが良いアイピースです。アイレリーフが長く、視界も広めですが、評価が少ないため、実際の使用感がわかりにくい点が懸念されます。しかし、コストパフォーマンスを重視する方には良い選択肢となるかもしれません。
眼鏡着用者向けのアイピース選びのポイント
眼鏡をかけて観察する場合、アイレリーフが長いアイピースを選ぶことが重要です。一般的にアイレリーフが15mm以上あると、眼鏡をかけたままで覗きやすいです。さらに、視界が広いアイピースを選ぶことで、天体の観察がより快適になります。
また、アイピースの設計や作りの質も重要です。良質な光学系のアイピースは、明るくクリアな視界を提供してくれるため、星雲や銀河の観察に適しています。
まとめ
SE120用の60倍前後のアイピースを選ぶ際、眼鏡をかけたままで観察しやすいアイピースを選ぶことが重要です。PHOTONシリーズやビクセンSLV、ハイペリオンなど、アイレリーフが長いアイピースを選ぶことで、より快適な観察が可能です。自分の観察スタイルや予算に合わせて、最適なアイピースを選んで天体観察を楽しんでください。
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