この問題では、式の有利化、数値計算、そして多項式の計算が含まれています。各問におけるステップごとの解法を見ていきます。
1. aの分母の有利化
与えられた式a = (√3 + 2) / (√3 + 1)を有利化します。まず、分母と分子に(√3 – 1)を掛けます。これにより、分母が有理化されます。計算を進めると、最終的な式はa = (√3 + 2)(√3 – 1) / ((√3 + 1)(√3 – 1))となります。計算を続けると、分母は2となり、分子は3 – 1 + 2√3となります。これにより、a = (2 + 2√3) / 2 = 1 + √3という結果になります。
2. aの小数部分bの計算とa² + b²の値
a = 1 + √3となったので、aの小数部分をb = 0.732として求めることができます。次に、a² + b²の計算を行います。a² = (1 + √3)² = 1 + 2√3 + 3 = 4 + 2√3となり、b²は0.732² ≈ 0.536となります。したがって、a² + b² ≈ 4 + 2√3 + 0.536となり、a² + b² ≈ 4.536 + 2√3です。
3. 複雑な式の計算: a⁴ – b⁴ + 2ab² – a²
bを(2)で求めた値0.732とし、次に式a⁴ – b⁴ + 2ab² – a²を計算します。まず、a⁴ = (1 + √3)⁴を計算し、b⁴ = (0.732)⁴、そして2ab² = 2 * (1 + √3) * 0.732²を求めます。これらを式に代入して計算を続けることで最終的な値を求めます。
4. まとめ
この問題では、まず式の有利化を行い、その後小数部分と多項式を使った計算を通して、解法を進めていきました。各ステップでの計算を丁寧に行うことが重要であり、数学的な問題解決の技術を身につけるためにはこうした基本的な手順をしっかりと理解することが大切です。
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