韓国語の文章を読んでいると、「지난 십이월이었다」のように「지난」が付いた時期の表現に出会うことがあります。「지난」は日本語では「過ぎた」「前の」と訳されますが、文脈によって意味が少し変わるため注意が必要です。
この記事では、「지난 십이월이었다」の正確な意味や、「작년 십이월」「지난해 십이월」との違いについて詳しく解説します。
「지난 십이월이었다」の基本的な意味
「지난 십이월이었다」は、「昨年12月だった」「前の12月だった」という意味になります。
文章の中で使われている「지난」は、ここでは「過ぎ去った」「以前の」という意味を表しています。そのため、「지난 십이월」は自然な日本語にすると「去年の12月」「前回の12月」という意味になります。
引用文の「지난 십이월이었다. 영하 십오 도의 한파가 잠간 물러간 일요일 오후에 그 새를 보았다.」は、「昨年12月だった。氷点下15度の寒波がしばらく退いた日曜日の午後に、その鳥を見た」という意味になります。
「지난 십이월」と「작년 십이월」は同じ意味なのか
「지난 십이월」と「작년 십이월」は、どちらも日本語では「去年12月」と訳せる場合があります。しかし、ニュアンスには少し違いがあります。
「작년 십이월」は、単純に「去年の12月」という意味です。「작년」は「昨年」を表す言葉なので、現在を基準にして前年の12月を指します。
一方、「지난 십이월」は「過ぎた12月」という感覚が強く、話し手が振り返っている時点から見て、以前の12月を指します。
「지난해 십이월」との違い
「지난해 십이월」も「去年12月」という意味になります。「지난해」は「前年」「昨年」を意味する単語です。
「지난 십이월」は「지난(過ぎた)+십이월(12月)」という組み合わせですが、「지난해」は「前年」という意味を持つ一つの単語として使われます。
| 表現 | 意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 지난 십이월 | 過ぎた12月、以前の12月 | 回想的な表現 |
| 작년 십이월 | 昨年12月 | 現在から見た前年の12月 |
| 지난해 십이월 | 昨年12月 | 「前年」という意味でやや書き言葉的 |
日常会話では「작년 십이월」を使うことが多く、文学作品や文章表現では「지난 십이월」のような表現がよく見られます。
文学作品で「지난 십이월」が使われる理由
引用されている『밝아지기 전에』のような文学作品では、出来事を思い返す場面で「지난」がよく使われます。
「지난 십이월」は単に時間を説明するだけではなく、「過ぎ去ったある冬の日」というような、記憶をたどる雰囲気を含んでいます。
例えば、「지난 겨울(過ぎた冬)」という表現も、単純な季節の説明ではなく、「あの時の冬」「以前経験した冬」という回想的なニュアンスを持つことがあります。
「지난」は必ず「去年」という意味になるのか
「지난」は便利な言葉ですが、必ず「去年」と訳せるわけではありません。基本的な意味は「過ぎた」「前の」です。
例えば、「지난주」は「先週」、「지난달」は「先月」、「지난번」は「前回」という意味になります。
つまり、「지난 십이월」は文脈によって「去年12月」と訳されることがありますが、本質的には「過ぎた12月」という時間を指す表現です。
まとめ|「지난 십이월이었다」は「昨年12月だった」と訳せる
「지난 십이월이었다」は、自然な日本語では「昨年12月だった」「前の12月だった」と訳すことができます。
「작년 십이월」や「지난해 십이월」と大きく意味は変わりませんが、「지난 십이월」は文学的で、過ぎ去った時間を振り返るようなニュアンスがあります。
韓国語の「지난」は単なる「去年」ではなく、「過ぎ去った時間」という感覚を持つ言葉です。文章の雰囲気や前後関係を考えることで、より正確に意味を理解できます。


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