英文解釈で迷いやすいthatの正体とは?関係代名詞・接続詞・指示語の見分け方を解説

英語

英文を読んでいると、「thatは何の意味なのか」「このthatは関係代名詞なのか接続詞なのか」と迷うことがあります。thatは英語の中でも特に多くの役割を持つ単語で、文の構造を理解しないと正確に訳すことが難しい表現です。この記事では、英文解釈でよく登場するthatの種類や見分け方について、具体例を使いながら分かりやすく解説します。

thatには複数の役割がある

英語のthatは、1つの意味だけを持つ単語ではありません。文の中での働きによって、大きく「指示代名詞のthat」「接続詞のthat」「関係代名詞のthat」の3種類に分けられます。

英文を読むときは、thatだけを見るのではなく、その後ろに続く文の形や、thatが文の中でどの役割をしているかを確認することが重要です。

種類 役割
指示代名詞 それ、あれ That is my book.
接続詞 〜ということ I think that he is right.
関係代名詞 〜するもの、〜する人 The book that I bought.

接続詞thatの場合

英文解釈で最もよく出てくるthatの1つが、接続詞として使われるthatです。この場合、that自体には大きな意味はなく、「〜ということ」という意味を作る役割をしています。

例えば「I know that he is kind.」という文では、「私は彼が親切だということを知っている」という意味になります。

この場合、thatの後ろには「he is kind」という完全な文が続いています。主語と動詞がそろった文が続く場合は、接続詞thatの可能性が高くなります。

関係代名詞thatの場合

関係代名詞のthatは、前にある名詞を説明する働きをします。「〜する人」「〜するもの」という意味になり、thatの後ろの文の一部が欠けています。

例えば「This is the book that I bought.」では、「これは私が買った本です」という意味になります。

この文では、thatの後ろの「I bought」は「私は買った」という意味ですが、何を買ったのかがありません。その不足している部分をthatが補っています。

指示代名詞thatの場合

指示代名詞のthatは、「それ」「あれ」という意味で使われます。日本語の「それ」に近い使い方なので、比較的分かりやすい種類です。

例えば「That is a good idea.」は「それは良い考えです」という意味になります。この場合、thatの後ろに名詞を説明する関係や、文をつなぐ働きはありません。

また、「that book」のように名詞の前に置かれる場合は指示形容詞として「その本」という意味になります。

英文解釈でthatを見分けるポイント

thatの種類を判断するときは、まずthatの後ろを見ることが大切です。

thatの後ろが「主語+動詞」の完全な文になっている場合は、接続詞thatの可能性があります。一方で、thatの後ろに目的語などの欠けがある場合は、関係代名詞thatの可能性が高くなります。

例えば「I believe that he is honest.」では「he is honest」という完全な文なので接続詞です。「The person that I met was kind.」では「I met」の後ろに目的語が不足しているため関係代名詞になります。

thatの判断で大切なのは文構造を見ること

英文解釈では、単語を1つずつ日本語に置き換えるだけではなく、文全体の構造を理解することが重要です。

thatを見たらすぐに「これは関係代名詞だ」と決めつけるのではなく、「このthatは何と何をつないでいるのか」「thatの後ろの文は完全なのか」を確認しましょう。

英文読解の練習では、thatが出てきた文章に印をつけ、種類を判断する習慣をつけると、長文でも迷いにくくなります。

まとめ

英文解釈で登場するthatには、指示代名詞、接続詞、関係代名詞など複数の役割があります。

見分けるポイントは、thatの後ろに続く文の形です。完全な文が続けば接続詞、不足部分があれば関係代名詞、単純に「あれ」を表していれば指示代名詞と考えることができます。

thatを正しく理解できるようになると、英文の構造が見えやすくなり、長文読解の精度も大きく向上します。

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