デジタルテスターを使ってコンセントの電圧を測定する際、赤黒のテストリードをどのように接続するかは重要なポイントです。今回は、赤黒をプラス・マイナスにどちらでも挿して同じ数値が表示される理由と、その使い方について解説します。
デジタルテスターの基本的な使い方
デジタルテスターを使用して電圧を測定する際、基本的に赤いリード(プラス)をコンセントの「LIVE(電流が流れている端子)」に、黒いリード(マイナス)を「NEUTRAL(接地端子)」に接続します。このように、プラスとマイナスを正しく接続することで、正しい電圧が表示されます。
テスターの設定が直流(DC)か交流(AC)かによっても測定結果が異なりますが、コンセントの電圧測定の場合、通常は交流(AC)設定で測定を行います。
赤黒逆に接続しても電圧測定が可能な理由
赤と黒を逆に接続しても、デジタルテスターが表示する数値に影響がない場合があります。これは、テスターが測定するのは電圧の大きさ(絶対値)であり、方向性を示す「プラス・マイナス」の極性を意識しないからです。電圧は単に電位差であるため、赤黒逆に接続しても読み取ることができます。
ただし、逆に接続した場合、テストの結果としてプラスとマイナスが反転して表示されることがあります。この場合、正確な極性を知りたい場合には、プラスを赤、マイナスを黒に接続し直すとよいでしょう。
コンセント測定時の注意点
コンセントの電圧測定を行う際は、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。まず、必ず「交流電圧」の設定で測定してください。直流電圧を測定する設定では、正確な値が表示されません。
また、測定する際には手を濡らさないようにし、ショートを防ぐためにテストリードをしっかりと接続してください。特に、コンセント周辺の高圧部分に触れることがないよう十分に注意しましょう。
まとめ
デジタルテスターを使ってコンセントの電圧を測定する際、赤黒を逆に接続しても電圧の測定自体は問題なく行えますが、極性を確認したい場合は正しく接続することが重要です。テストを行う際には、設定を適切にし、測定方法と安全性に十分注意を払いながら作業を行いましょう。
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