「It’s decided.」が受け身になる理由とは?「It’s been decided.」との違いをわかりやすく解説

英語

英語を学習していると、「決める」という日本語から考えると、なぜ受け身の形が使われるのか疑問に感じる表現があります。「It’s decided. We’re going to Mt. Fuji.」という文もその一つです。この記事では、「It’s decided.」がなぜ受け身になるのか、「It’s been decided.」とのニュアンスの違い、英語での自然な使われ方について詳しく解説します。

「It’s decided.」はなぜ受け身の形になるのか

「It’s decided.」を直訳すると「それは決定されている」となります。日本語では「決定する」という能動的な表現をよく使うため、「なぜ受け身なのか」と感じやすい部分です。

しかし英語では、「誰が決めたのか」よりも「決定された状態になっている」という結果に焦点を当てる場合、受け身の形をよく使います。

つまり「It’s decided.」は、「誰かがそれを決めた」という行為ではなく、「もう決定事項になっている」という状態を表しています。

「It’s decided.」は状態を表す表現

英語の受け身には、単に「〜された」という動作を表すだけではなく、「〜された状態である」という意味があります。

例えば「The door is closed.」という文は、「ドアは閉められた」という動作ではなく、「ドアは閉まっている」という状態を表すことがあります。

同じように「It’s decided.」も、「決めるという行為が行われた結果、現在は決定済みである」という意味になります。

「It’s been decided.」との違い

「It’s been decided.」は現在完了形の受け身です。「It has been decided.」の短縮形で、「決定された」という出来事があり、その結果が現在につながっていることを表します。

例えば会議で今まさに結論が出た場合、「It’s been decided that we will go to Mt. Fuji.(富士山へ行くことが決まりました)」のように使うことができます。

一方、「It’s decided.」は、すでに決まっている事実を伝えるニュアンスが強く、決定事項として提示するような感じになります。

表現 ニュアンス
It’s decided. もう決まっている、決定事項だ
It’s been decided. 決定された、その結果今そうなっている

「It’s decided. We’re going to Mt. Fuji.」の自然な意味

「It’s decided. We’re going to Mt. Fuji.」は、「これで決まりだ。富士山に行くことにする」という意味になります。

ここでの「It’s decided.」は、話し合いや検討の結果、選択肢が確定したことを示しています。日本語でも「決まった!富士山に行こう」と言う場面に近い表現です。

例えば友達同士で旅行先を相談していて、最後に「よし、富士山で決まり!」と言うような場面では、「It’s decided.」が使えます。

英語では「誰がしたか」を省略する受け身が多い

英語では、行為者が重要ではない場合や、みんなが分かっている場合、受け身を使って行為者を省略することがよくあります。

例えば「The meeting was canceled.」は、「誰が会議をキャンセルしたのか」ではなく、「会議がキャンセルになった」という事実を伝えたい表現です。

「It’s decided.」も同じ考え方で、「誰が決めたか」ではなく「決定したという状態」に重点があります。

まとめ

「It’s decided.」が受け身になっているのは、誰かが決める動作ではなく、「決定された状態」を表しているためです。

「It’s been decided.」は決定された出来事や、その結果として現在に影響していることを強調します。一方、「It’s decided.」はすでに決定事項になっていることを伝える表現です。

英語の受け身は、日本語の「〜された」という意味だけで考えると分かりにくい場合があります。「結果としてどんな状態になっているのか」を意識すると、自然な意味を理解しやすくなります。

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