英語の前置詞「on」は「〜の上に」という意味で覚えることが多いですが、実際には物理的な接触以外にも、制度や条件、対象との関係を表す場合があります。「There are weight limits on the fairground ride.」という文のonも、単純な接触を表しているわけではありません。この記事では、このonが持つ意味や考え方について詳しく解説します。
「There are weight limits on the fairground ride」の意味
例文の「There are weight limits on the fairground ride.」は、以下のように訳せます。
「安全上の理由で、その遊園地の乗り物には体重制限があります。」
ここでのポイントは「weight limits(体重制限)」と「fairground ride(遊園地の乗り物)」の関係です。
このonは「乗り物の上に体重制限が置かれている」という物理的な意味ではなく、「乗り物に対して適用されている」「乗り物に関する」という意味で使われています。
このonは「対象・適用範囲」を表している
英語のonには「ある対象についての制限や規則が存在する」という意味があります。
つまり、「weight limits on the fairground ride」は、「遊園地の乗り物に適用される体重制限」という意味になります。
日本語でも「〜について制限がある」「〜に関する規則がある」という表現を使いますが、英語ではその対象をonで示すことがあります。
例えば、以下のような表現があります。
There is a ban on smoking.
(喫煙禁止があります。)
この場合も「禁止が喫煙の上に乗っている」という意味ではなく、「喫煙に対して禁止が適用されている」という意味です。
onの基本イメージは「接触」から広がっている
前置詞onの中心的なイメージは「接触」です。しかし、その接触は必ずしも物理的なものだけではありません。
例えば、電車の中で使われる「on the train」は、実際には電車の屋根の上にいるという意味ではなく、「電車というサービスに乗っている状態」を表します。
同じように「on TV」は「テレビの上にある」ではなく、「テレビという媒体に接触している、つまりテレビで扱われている」という意味になります。
このようにonは「何かと関連している」「何かの範囲内で成立している」という抽象的な接触にも使われます。
制限やルールとonの組み合わせ
「limit on 〜」という形は英語で非常によく使われる表現です。
例として以下のようなものがあります。
There is a limit on the number of passengers.
(乗客数に制限があります。)
The government placed limits on imports.
(政府は輸入に制限を設けました。)
これらも「制限が乗客数や輸入の上に存在する」という意味ではありません。「何に対して制限がかかっているのか」を示すためにonが使われています。
つまり「limit on A」は「Aに対する制限」「Aについての制限」と考えると理解しやすくなります。
物理的な接触を表すonとの違い
もちろんonには、本来の「上に接触している」という意味もあります。
The book is on the table.
(本はテーブルの上にあります。)
この場合は、本とテーブルが実際に接触しているため、物理的なonです。
一方で「weight limits on the fairground ride」の場合は、体重制限というルールと遊園地の乗り物が関連づけられているため、抽象的なonになります。
まとめ|「limit on」のonは対象への適用を表す
「There are weight limits on the fairground ride.」のonは、物理的な接触を表しているわけではありません。
このonは「〜に対する」「〜についての」「〜に適用される」という意味で使われており、「遊園地の乗り物に設定された体重制限」という関係を表しています。
英語の前置詞は、日本語の一つの訳だけで判断すると分かりにくくなります。onの基本イメージである「接触」が、物理的なものから「関連」「対象」「適用範囲」へ広がっていると考えると、多くの表現を自然に理解できるようになります。


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