英語の文章で登場する「intending to」は、一見すると接続詞のように後ろの文をつないでいるように見えることがあります。しかし、実際には接続詞ではなく、分詞構文の一種として使われています。この記事では「He bought a farm, intending to raise cattle when he retired.」という例文をもとに、intending toの文法的な役割や意味を詳しく解説します。
intending toは接続詞ではなく現在分詞
「intending to」は「intend(意図する)」という動詞の現在分詞形「intending」と、不定詞「to raise」が組み合わさった形です。
つまり、文法的には「intending」が動詞の形を変えたものであり、接続詞のように2つの文章をつないでいるわけではありません。
例文の「He bought a farm, intending to raise cattle when he retired.」では、「彼は農場を購入した」というメインの動作に対して、「引退したら牛を飼うつもりで」という補足情報を加えています。
例文を分解して意味を理解する
文章をそれぞれの部分に分けると、構造が分かりやすくなります。
He bought a farm
彼は農場を購入した。
intending to raise cattle when he retired
彼が退職したときに牛を飼うつもりで。
「intending to raise cattle」は、「彼は牛を飼うことを意図しながら」という意味になります。自然な日本語では「牛を飼うつもりで」「牛を飼おうと思って」と訳されます。
分詞構文としてのintendingの働き
現在分詞を使った表現は、前後の動作が同時に行われていることや、理由、条件、付帯状況などを表します。
今回の例では「付帯状況」を表しています。つまり、「農場を買った」という行動に「牛を飼う目的があった」という情報を追加しています。
同じ意味を接続詞を使って表す場合は、以下のように書けます。
He bought a farm because he intended to raise cattle when he retired.
(彼は退職後に牛を飼うつもりだったので、農場を購入した。)
または、
He bought a farm, and he intended to raise cattle when he retired.
(彼は農場を購入し、退職後に牛を飼うつもりだった。)
このように書き換えることもできますが、分詞構文を使うことで文章を簡潔にできます。
intend toとintending toの違い
「intend to」は「〜するつもりである」という基本的な表現です。
例えば、以下のように使います。
I intend to study English.
(私は英語を勉強するつもりです。)
一方、「intending to」は文章の中で名詞や主語を説明するような役割を持ちます。
He bought a farm, intending to raise cattle.
(彼は牛を飼うつもりで農場を購入した。)
この場合、「intending to raise cattle」は「彼がどんな意図で農場を買ったのか」を説明しています。
同じ形で使われる分詞構文の例
「〜しながら」「〜するつもりで」という意味を表す分詞構文は、英語ではよく使われます。
例えば、以下のような例があります。
She left the room, smiling happily.
(彼女は幸せそうに笑いながら部屋を出た。)
He opened the door, carrying a box.
(彼は箱を持ちながらドアを開けた。)
これらも「smiling」「carrying」が接続詞ではなく、前の動作を補足説明する現在分詞になっています。
まとめ|intending toは接続詞ではなく「目的や意図」を補足する表現
「He bought a farm, intending to raise cattle when he retired.」の「intending to」は接続詞ではありません。
「intending」は現在分詞であり、「農場を購入した」というメインの動作に対して、「牛を飼うつもりだった」という目的や意図を補足しています。
英語ではこのような分詞構文を使うことで、2つの内容を自然につなげて簡潔に表現できます。「〜しながら」「〜するつもりで」「〜なので」といった意味を持つことがあるため、前後の関係から意味を判断することが大切です。


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