温度を表す単位には、日本で一般的に使われている「℃(摂氏)」のほかに「°F(華氏)」という表記があります。海外の天気予報やアメリカ製の製品などで見かけることがあり、「°Fとはどんな温度なのか」「℃とはどう違うのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。この記事では、華氏温度(°F)の意味や摂氏温度との違い、換算方法について詳しく解説します。
「°F」とは華氏温度を表す単位
「°F」は「華氏温度(かしおんど)」を表す記号です。英語では「Fahrenheit(ファーレンハイト)」と呼ばれ、ドイツの物理学者ダニエル・ガブリエル・ファーレンハイトが考案した温度の単位です。
日本で使われている「℃」は摂氏温度ですが、アメリカなど一部の国では現在でも華氏温度が日常的に使われています。例えば、アメリカの天気予報では「今日は75°Fです」のような表現がよく使われます。
つまり、「°F」は特別な温度や別の現象を表しているのではなく、温度を測るための別の基準の単位です。
℃(摂氏)と°F(華氏)の違い
摂氏温度と華氏温度の大きな違いは、温度の基準となる数字の決め方です。
摂氏温度では、水が凍る温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃として、その間を100等分しています。そのため、私たちは「0℃なら氷ができる」「100℃なら水が沸騰する」と理解できます。
一方、華氏温度では、水が凍る温度は32°F、水が沸騰する温度は212°Fです。同じ温度を表していても、数字が大きく異なるため、℃に慣れている人には分かりにくく感じられます。
なぜ華氏温度(°F)が作られたのか
華氏温度は18世紀にファーレンハイトによって作られました。当時は温度測定の基準が統一されておらず、正確な温度管理を行うための新しい尺度が必要とされていました。
ファーレンハイトは、氷と塩などを混ぜた時に作れる低い温度を基準の一つとして設定し、その後、水の凍結点や人体温度などを基準に調整しました。
現在では科学分野では摂氏やケルビンが多く使われていますが、アメリカなどでは生活に密着した単位として華氏が残っています。
°Fを℃に変換する計算方法
華氏温度を摂氏温度に変換するには、次の計算式を使います。
℃=(°F-32)÷1.8
例えば、68°Fを℃に変換すると、(68-32)÷1.8=20となり、20℃になります。
逆に、℃を°Fに変換する場合は次の式を使います。
°F=℃×1.8+32
例えば、日本の夏によくある30℃は、30×1.8+32=86°Fとなります。
身近な温度を°Fで表すとどうなる?
普段日本で使っている温度を華氏で見ると、以下のようになります。
| 摂氏(℃) | 華氏(°F) |
|---|---|
| 0℃ | 32°F |
| 10℃ | 50°F |
| 20℃ | 68°F |
| 30℃ | 86°F |
| 37℃ | 98.6°F |
| 40℃ | 104°F |
例えば、アメリカで「今日は86°Fで暑い」と言っている場合、日本でいう30℃程度の気温ということになります。
海外旅行や海外製品の温度表示を見る時は、簡単な換算表を覚えておくと便利です。
まとめ|°Fは華氏温度を表す世界で使われている温度単位
「°F」は華氏温度を表す記号で、日本で一般的な「℃(摂氏)」とは異なる温度の表し方です。アメリカなどでは現在も日常的に使われています。
摂氏では水の凍結点を0℃、沸点を100℃としますが、華氏では32°Fと212°Fになります。そのため、同じ温度でも数字が大きく変わります。
海外のニュースや製品で°Fを見かけた場合は、華氏温度だと理解し、必要に応じて℃へ換算すると温度を正しく把握できます。


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