英語長文の復習では、全文に構文を書き込むべきなのか、それとも一度白文の状態で読み直して理解できない部分だけ確認すればよいのか迷う人は多くいます。
特に受験英語や資格試験の勉強では、復習に時間をかけすぎると新しい問題演習の量が減ってしまうため、効率的な方法を選ぶことが大切です。この記事では、英語長文の復習で構文を取るべき場面と、白文で確認する方法の使い分けについて解説します。
英語長文の復習で毎回全文に構文を振る必要はあるのか
英語長文の復習で、毎回すべての文章に構文を書き込む必要はありません。構文を振る作業は英文構造を理解するための手段であり、目的ではないからです。
重要なのは、もう一度英文を読んだときに正確に意味を取れるかどうかです。以前は読めなかった文章でも、復習時にスムーズに理解できるなら、その英文の構造は身についていると考えられます。
例えば、一度解いた長文を数日後に白文で読み直し、内容を正しく理解できるのであれば、全文にSVOCを書き込む必要はありません。
白文で読み直して詰まった部分を確認する方法は効果的
白文で再度読んで、理解できなかった箇所だけ確認する方法は、長文読解力を伸ばすうえで非常に効果的です。
実際の試験では、英文に構文の補助線が引かれているわけではありません。そのため、最終的には自力で英文構造を判断する力が必要になります。
白文で読む復習を取り入れることで、「どこで構造を見失うのか」「どの文法事項が不足しているのか」を発見できます。
例えば、関係詞のかかり方で毎回迷う場合は、その部分だけ構造を確認して復習すれば十分です。全文を書き込むよりも弱点に集中できます。
構文を振る復習が必要な英文とは
一方で、すべての英文で構文確認を省略してよいわけではありません。初見で意味が取れなかった英文や、何となく訳した英文については丁寧に構造を確認する必要があります。
特に以下のような英文は構文を振る価値があります。
- 主語と動詞がすぐに判断できない英文
- 修飾関係が複雑な英文
- 関係詞や分詞構文が含まれる英文
- 訳は合っていたが根拠が説明できない英文
例えば、「なぜこのthatは接続詞なのか、それとも関係代名詞なのか説明できない」という場合は、構造を確認することで次回以降の読解速度が上がります。
解釈教材と長文問題集では復習方法を変える
英語解釈の教材と長文問題集では、目的が異なるため復習方法も変えるべきです。
解釈教材は英文構造を正確に分析する力を身につけるためのものなので、構文を丁寧に確認する学習が向いています。
一方、長文問題集は本番で大量の英文を処理する力を鍛える目的があります。そのため、毎回全文に構文を書き込むより、読めなかった部分を重点的に復習する方が効率的です。
例えば、解釈教材では1文に10分かけて分析しても問題ありませんが、長文問題集では1題全体の流れや時間配分も意識する必要があります。
英語長文復習のおすすめ手順
効率よく長文を復習する場合、以下のような流れがおすすめです。
- まず白文の状態で英文を読み直す
- 意味が取れなかった文に印をつける
- 該当部分だけ構文や文法を確認する
- 英文を音読して理解を定着させる
この方法なら、必要な部分には時間をかけながら、すでに理解できている部分に余計な時間を使わずに済みます。
例えば、50文ある長文で本当に確認が必要なのが5文だけなら、その5文を重点的に復習する方が学習効果は高くなります。
構文確認の目的は英文を自力で読めるようにすること
構文を振る学習は、英文に線を引くこと自体が目的ではありません。最終的な目標は、構文を書かなくても頭の中で英文構造を把握できるようになることです。
最初はSVOCや修飾関係を書き込むことで理解を助けますが、慣れてきたら徐々に補助なしで読める状態を目指します。
つまり、構文を振る復習と白文で読む復習は対立するものではなく、段階に応じて使い分けるものです。
まとめ
英語長文の復習では、毎回全文に構文を振る必要はなく、白文で読み直して詰まった部分を確認する方法でも十分効果があります。
ただし、理解できなかった英文や構造が曖昧な英文については、構文を丁寧に分析することが重要です。
解釈教材では構造理解を重視し、長文問題集では実戦力を伸ばすために効率よく復習する。このように目的に合わせて学習方法を変えることで、英語長文の読解力をより効果的に伸ばすことができます。


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