高校に入学して数学が難しく感じ始める人は少なくありません。特に数Aは中学数学とは違う考え方が必要になるため、問題集の使い方で成績に大きな差が出ます。学校指定の4STEPと青チャートをどのように組み合わせればよいのか、理系志望の高校生が数学力を伸ばすための勉強法を解説します。
4STEPと青チャートは役割が違う数学教材
4STEPと青チャートは、どちらも高校数学でよく使われる問題集ですが、目的が少し異なります。
4STEPは学校の授業内容に合わせて基礎から標準レベルまでを固めるための教材です。例題や基本問題を通して、授業で習った内容を定着させることに向いています。
一方、青チャートは数学の典型問題を幅広く収録しており、解法パターンを身につけたり、入試レベルの問題に対応する力を養ったりするための教材です。
例えるなら、4STEPは数学の土台作り、青チャートは応用力を伸ばすためのトレーニング教材という位置づけになります。
高校1年生の段階ではまず4STEPを完璧にすることが重要
高校入学から数か月の時期であれば、まず優先すべきなのは4STEPを中途半端に終わらせないことです。
数学が得意になるためには、たくさんの難問に挑戦するよりも、基本的な問題を見た瞬間に解法が浮かぶ状態を作ることが重要です。
例えば数Aの場合、場合の数や確率、図形の性質などは公式を覚えるだけでは解けません。どの場面でどの考え方を使うのかを理解する必要があります。
4STEPの問題を解いたときに、「答えは合っているけれど、なぜその方法を使うのか説明できない」という状態なら、青チャートに進む前に復習する価値があります。
青チャートを追加するならタイミングが大切
理系志望で数学を得意科目にしたい場合、青チャートに取り組むことは有効です。ただし、4STEPと青チャートを最初から同時に大量に進める必要はありません。
おすすめは、学校の授業範囲を4STEPで固めた後、同じ単元を青チャートで確認する方法です。
例えば、学校で二次関数を習った場合、まず4STEPで基本問題や標準問題を解きます。その後、青チャートの例題を使って、より多くの解法パターンに触れると理解が深まります。
同じ単元を別の教材で復習することで、「知っている」から「使える数学」へ変わっていきます。
夏休みに数学を得意にするための具体的な勉強計画
夏休みは、苦手をなくし数学の基礎力を作る絶好の期間です。ただ問題集を進めるだけではなく、復習の時間を必ず作ることが大切です。
例えば以下のような流れがおすすめです。
- 午前:学校で習った範囲の4STEPを解く
- 午後:間違えた問題を解き直す
- 余裕がある日は青チャートの例題に挑戦する
- 数日後にもう一度同じ問題を確認する
特に数学では、一度解けた問題でも時間が経つと解けなくなることがあります。解法を忘れた問題を繰り返すことで、本当の力になります。
数学が難しいと感じる数Aの攻略ポイント
数Aが難しく感じる理由の一つは、計算だけではなく論理的な考え方が必要になるからです。
例えば場合の数では、「全部で何通りあるか」を考えるために、順番を区別するのか、同じものとして扱うのかを判断する必要があります。
公式を丸暗記するだけではなく、「なぜこの考え方になるのか」を理解すると、初めて見る問題にも対応できるようになります。
問題を解いた後に解説を読み、「自分ならどの発想が足りなかったのか」を確認する習慣をつけることが大切です。
難しい問題集に進む前に意識したいこと
理系を目指す高校生ほど、早く難しい問題に挑戦したくなることがあります。しかし、基礎が不十分な状態で難問に取り組んでも、解説を覚えるだけになってしまう場合があります。
数学が得意な人の多くは、基本問題を大量に解いているため、初めて見る問題でも過去の経験と結びつけることができます。
青チャートも量が多い教材なので、最初から全て完璧にやろうとするより、まず例題を中心に理解することから始めると効果的です。
まとめ:4STEPを軸に青チャートを追加するのが理系志望には効果的
高校1年生の段階では、4STEPをしっかり仕上げることが数学力向上の基本になります。学校教材だからと軽視せず、解法を説明できるレベルまで繰り返すことが重要です。
その上で理系進学を考えているなら、青チャートを使って解法の幅を広げると大きな力になります。
大切なのは教材の数を増やすことではなく、一つ一つの問題を自分の力で解ける状態にすることです。夏休みは4STEPを中心に復習し、余裕があれば青チャートを組み合わせることで、数学を得意科目へ伸ばしていけます。


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