油圧ショベル0.7クラスのシリンダーピン抜き工具はどこで入手できる?大型ピンポンチの選び方と注意点

工学

油圧ショベルの整備や修理では、アームやブーム部分のシリンダーピンを抜く作業が発生することがあります。特に0.7クラス(20t前後)の油圧ショベルではピンも非常に大きく、一般的な工具では対応できないため、大きな鉄の棒のような専用工具が必要になります。この記事では、シリンダーピンを抜くために使われる工具の名称や入手方法、選ぶ際の注意点について解説します。

油圧ショベルのピン抜きに使う大きな鉄の棒の名称

油圧ショベルのシリンダーピンを叩き抜くために使われる大きな鉄の棒は、一般的に「ピンポンチ」「大型ピンポンチ」「ドリフトピン」「ピンドライバー」などと呼ばれています。

ただの鉄棒に見える場合もありますが、実際には強い衝撃を受ける作業専用に作られています。先端形状や材質が考慮されており、ハンマーで叩いても割れたり大きく変形したりしにくいようになっています。

油圧ショベル0.7クラスでは、ピン径が数十mmになることもあるため、乗用車整備で使うような小型工具ではなく、建設機械整備用の大型工具が必要になります。

大型ピンポンチはどこで購入できるのか

大型のピンポンチは、一般的なホームセンターでは取り扱いが少なく、建設機械用工具を扱う専門店や工具販売店で購入することが多いです。

入手先としては、以下のような場所があります。

  • 建設機械工具専門店
  • 大型工具メーカーの販売店
  • 油圧ショベルや重機部品販売店
  • インターネット通販の工具専門ショップ
  • 中古工具販売店やオークションサイト

例えば「大型ピンポンチ 50mm」「建機用 ピンドライバー」「油圧ショベル ピン抜き工具」などの名称で探すと、目的に近い工具を見つけやすくなります。

0.7クラス油圧ショベル用工具を選ぶポイント

油圧ショベルのピン抜きでは、工具のサイズ選びが非常に重要です。細すぎるピンポンチを使うと、工具が曲がったり、ピンの端部を傷めたりする可能性があります。

選ぶ際には、抜きたいピンの直径より少し小さい径の工具を使用するのが基本です。例えばピン径が50mmの場合、同じ50mmの棒を無理に使うのではなく、適切なサイズのピンポンチを選びます。

また、長さも重要です。油圧ショベルのピンは奥まった位置にあることが多いため、ハンマーを振れる十分な長さが必要になります。

市販品以外に製作してもらう方法もある

大型建設機械の整備現場では、作業内容に合わせてピンポンチを特注することもあります。特に特殊なサイズのピンや、狭い場所で使う工具の場合は、市販品より製作したほうが使いやすい場合があります。

鉄工所や機械加工業者に依頼すれば、必要な太さや長さの工具を製作してもらえることがあります。ただし、普通の軟鉄では衝撃で変形する可能性があるため、材質選びには注意が必要です。

現場によっては不要になったシャフトなどを加工して代用品を作ることもありますが、安全性を考えると専用工具や適切な材質のものを使用するほうが安心です。

ピン抜き作業で注意すべきこと

油圧ショベルのピン抜き作業は、大きな力がかかる危険な作業です。ハンマーで強く叩くため、工具の破損や金属片の飛散によるけがに注意する必要があります。

作業前には油圧を抜き、機械が動かない状態にしてから行うことが重要です。また、ピンに無理な力がかかっている場合は、単純に叩くだけでは抜けません。

例えばアームやバケットの重量がピンにかかっている場合、油圧やジャッキなどを使って負荷を取り除くことで、ピンが抜きやすくなることがあります。

油圧ショベル整備では専用工具を使うメリット

大型重機の整備では、適切な工具を使うことで作業時間の短縮と安全性の向上につながります。

0.7クラスの油圧ショベルは部品重量も大きく、ピンやブッシュの交換作業では大きな力が必要になります。安価な代用品ではなく、建設機械用に作られた工具を使用することで、機械へのダメージや作業者のけがを防ぎやすくなります。

整備経験が少ない場合や、ピンが固着している場合は、無理に叩き続けるよりも建設機械整備業者へ相談することも選択肢になります。

まとめ

油圧ショベル0.7クラスのシリンダーピンを抜くために使われる大きな鉄の棒は、一般的に大型ピンポンチやドリフトピンなどと呼ばれています。

購入する場合は建設機械工具専門店や工具通販、中古工具市場などで探すことができます。また、特殊なサイズの場合は鉄工所などで製作してもらう方法もあります。

ピン抜き作業は大きな力を扱うため、サイズや材質が適切な工具を選び、安全対策を行ったうえで作業することが大切です。

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