英語の表現の中で「of」が使われる構文は、日本語話者にとって少し分かりにくいポイントの一つです。特に「His admonition was of no use to her.」のような形は、なぜこのような語順になるのか疑問に感じることがあります。
この記事では、「of no use」の構造、「be useful」との違い、さらに文法的な考え方について整理して解説します。
結論:ofは「性質・状態」を表す形式
結論から言うと、この場合の「of」は「性質や状態を表す前置詞」として使われています。
つまり「of no use」は「役に立たない性質を持つ」という意味をまとめて表現しています。
そのため「was of no use」は「役に立たなかった」という意味になります。
「of no use」と「wasn’t useful」の違い
「was of no use to her」と「wasn’t useful to her」は、意味としてはほぼ同じです。
ただしニュアンスが少し異なり、「of no use」はやや硬い表現で、名詞的に状態を表します。
一方「useful」は形容詞なので、直接的に「役に立つ/立たない」を表現するシンプルな形です。
なぜ「of」が入るのか
英語では「名詞+of+名詞」で性質や属性を表すことがよくあります。
例えば「a man of courage(勇気のある人)」のように、「of」は「〜という性質を持つ」という意味を作ります。
「of no use」も同じ構造で「役に立たない性質」を表しています。
「S = C」構文との関係
be動詞の文では「S = C(主語=補語)」の関係が成り立ちます。
ただし「of no use」は形容詞ではなく名詞句的な表現なので、厳密には「状態を表す補語」として機能しています。
そのため「to her」は補足情報として「誰にとって役に立たないのか」を示しています。
useの読み方について
「use」は基本的に「ユース」と発音します。
ただし動詞になると「ユーズ(z音)」になり、名詞と動詞で発音が異なる点に注意が必要です。
この違いは英語学習者がよくつまずくポイントの一つです。
まとめ
「of no use」は「役に立たない性質を持つ」という意味をまとめて表す英語表現です。
「wasn’t useful」とほぼ同じ意味ですが、より形式的で名詞的な表現になっています。
「of」は性質を表す重要な前置詞であり、英語の理解を深めるうえで非常に重要な役割を持っています。


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