モンシロチョウの幼虫を飼育していると、ケースの中に黒い小さな粒が大量に落ちていることがあります。しかし実際に観察してみると、モンシロチョウの幼虫が出しているフンはそれより大きく、別の形状をしている場合があります。このようなケースでは、黒い粒の正体が気になる方も多いでしょう。この記事では、モンシロチョウの幼虫を飼育している際に見られる黒い小さな粒の正体について解説します。
モンシロチョウの幼虫のフンの特徴
モンシロチョウの幼虫は成長するにつれてフンも大きくなります。
特に終齢幼虫になると、黒や濃い緑色の円筒形のフンを大量に排出します。幼虫の近くを観察していると、排出の瞬間を確認できることもあります。
一方で、砂粒のような非常に小さな黒い粒が大量に見つかる場合は、別の昆虫や生物が関係している可能性があります。
最も多い原因はコナガなど別の幼虫の存在
キャベツやブロッコリー、ダイコンの葉にはモンシロチョウ以外の昆虫もよく付いています。
特にコナガの幼虫は非常に小さく見つけにくいため、葉と一緒に虫かごへ持ち込んでしまうことがあります。
コナガの幼虫は小さな黒いフンを多数排出するため、モンシロチョウのフンとは別に細かな粒がケース内に増える原因になります。
| 昆虫 | 幼虫の大きさ | フンの特徴 |
|---|---|---|
| モンシロチョウ | 大きめ | 比較的大きな円筒状 |
| コナガ | 小さい | 黒い細かな粒状 |
| ヨトウムシ類 | 中〜大型 | 大きく黒っぽい粒 |
葉についていた卵や極小幼虫の可能性もある
虫かごの中にモンシロチョウの幼虫しか見当たらなくても安心はできません。
野外で採取した葉には、肉眼で見つけにくい卵や孵化直後の幼虫が付着していることがあります。
そのため、黒い小さなフンが継続して増える場合は、葉の裏や葉脈の周辺を丁寧に確認してみると小さな幼虫が見つかることがあります。
フン以外の可能性はあるのか
黒い粒が必ずしもフンとは限りません。
葉が乾燥して崩れた破片や、病気になった葉の組織、昆虫の脱皮殻の一部が黒い粒のように見えることもあります。
ただし、同じ形状の粒が継続的に増えている場合は、生き物による排泄物である可能性が高いでしょう。
原因を調べる簡単な観察方法
正体を確かめたい場合は、ケースをきれいに掃除してから数時間観察する方法がおすすめです。
新たに落ちた黒い粒の位置を確認すると、どの葉の近くで発生しているのかが分かりやすくなります。
また、夜間に活動する幼虫もいるため、夕方以降に懐中電灯などで観察すると意外な発見があるかもしれません。
まとめ
モンシロチョウの幼虫を飼育している虫かごに現れる黒い小さな粒は、コナガなど別の小型幼虫のフンである可能性が高いと考えられます。
特に野外で採取したアブラナ科の葉には複数の昆虫が付いていることが珍しくありません。モンシロチョウのフンの大きさと明らかに異なる場合は、葉の裏や隙間を丁寧に調べることで思わぬ同居人が見つかることがあります。飼育観察の楽しみの一つとして、ぜひ注意深く観察してみてください。


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