放射冷却とは、夜間に地面や建物が宇宙空間に向けて赤外線を放射し、周囲の空気よりも地表温度が下がる現象です。しかし、夏の夜はなぜあまり放射冷却が起きないのでしょうか。
真夏に放射冷却が弱い理由
夏は日中の太陽放射が非常に強く、地表や大気の熱が高くなります。そのため、夜間に地表から放射される熱の割合が、昼間の蓄積熱に比べて小さくなり、気温低下がほとんど起きません。
さらに、夏は湿度が高く、雲が発生しやすい季節です。雲は赤外線を吸収・反射するため、地表から宇宙に放射される熱を遮断し、放射冷却を抑制します。
放射冷却が顕著になる季節
秋以降、特に10月ごろからは日中の蓄熱が少なくなり、空気も乾燥しやすくなります。そのため、晴れた夜は地表温度が効率的に宇宙空間に放射され、放射冷却が顕著に起きるようになります。
まとめ
真夏に放射冷却が起きにくいのは、日中の熱蓄積が大きく、湿度や雲が赤外線放射を妨げるためです。放射冷却が顕著になるのは、夏の終わりから秋にかけて、空気が乾燥し日中の熱が弱まった頃です。

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