国際宇宙ステーション(ISS)は地球の周りを高速で回っているため、観測条件によって見える地域や時間が変わります。JAXAのサイトで観測マップに◎や×が示されるのは、この見えやすさを表しています。
仰角と視認性の関係
ISSを観察するとき、地平線からの角度(仰角)が小さいほど、建物や地形の影に隠れたり、大気による光の散乱の影響を受けやすくなります。仰角10度はかなり低く、海上や山間でない限り見えにくい条件です。福岡・広島では、この低仰角の時間帯にISSが観測されるため×になっています。
軌道と地域の違い
ISSの軌道は日本列島を縦断しますが、全ての地点で常に同じ高さで見えるわけではありません。北日本(山形や金沢など)は、ISSが高い角度で通過するため観測しやすく、◎になっています。
時間と光条件
観測のタイミングによっても見え方は異なります。ISSが太陽に照らされて明るく輝くのは、夜間に地球の影を通過している時のみです。福岡・広島では、この条件が満たされるタイミングが低仰角のみであったため、見えにくく×となっています。
まとめ
ISSが福岡・広島で仰角10度で見えないのは、低仰角による視認性の悪さと軌道上の位置関係によるものです。観測を確実にしたい場合は、仰角が高くなる時間帯を狙うのがポイントです。


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