食塩「南の極み」の高純度NaClはどのように実現されるか?天日塩の製造工程解説

サイエンス

オーストラリア産の食塩「南の極み」は、天日塩を原料としながらも食塩相当量が99.8%と非常に高く、にがりなどのミネラル成分がほとんど含まれていません。ここでは、天日塩から高純度NaClが得られる理由と製造工程での成分変化について解説します。

天日塩の基本構造とにがり成分

天日塩は海水を太陽光で蒸発させて結晶化したもので、塩化ナトリウムのほか、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどの微量元素を含むにがり成分があります。一般的な天日塩は、これらのミネラルをある程度保持したまま出荷されます。

洗浄工程での成分除去

「南の極み」の製造工程にある洗浄では、単に表面の汚れを落とすだけでなく、水で塩を溶解・再結晶化するステップが含まれています。この過程でにがりなどの溶けやすい副成分が水に溶け出し、析出した結晶はほぼ純粋なNaClとなります。ケミカルな薬品で特定成分を除去しているわけではありません。

乾燥と粉砕工程の影響

乾燥工程では結晶水分を飛ばすことで結晶が安定し、粉砕で粒度を整えることにより使いやすい形状に仕上がります。析出時に不純物がほぼ除かれるため、最終的な製品は食塩相当量99%以上の高純度NaClとなります。

他の天日塩との違い

通常の天日塩は洗浄や再結晶化を行わず、海水由来のミネラル成分をある程度保持したまま出荷されます。「南の極み」はこの再結晶化の工程により、にがりがほとんど除去され、純度の高い塩として販売されているのです。

まとめ

「南の極み」の高純度NaClは、天日→洗浄(水による再結晶化)→乾燥→粉砕という工程を経ることで実現されています。洗浄工程で化学薬品を使わず、析出の際に副成分を水中に溶かして除去することで、純粋なNaClに近い天日塩が作られるのです。一般的な天日塩とは異なり、にがり成分がほとんど残らないため、食塩相当量が非常に高くなっています。

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