回路図を参考に実際の配線を行った際、「片方の電球がつきっぱなしになる」「図のとおりに作ったつもりなのに動作が違う」と戸惑うことは珍しくありません。本記事では、回路図と実物の違いに着目しながら、端子の役割や配線で起こりやすい誤解を整理し、自然に原因が見えてくるよう解説します。
回路図と実物配線は同じではない
回路図は電気的な接続関係を示すもので、実物の配置や端子の物理的な並びをそのまま描いているわけではありません。
そのため、回路図を「見た目どおり」に再現すると、意図しない導通が生じることがあります。
電球がつきっぱなしになる典型的な原因
スイッチやリレー、端子台を使った回路では、常時接続されている端子(共通端子)を誤って使うことで、スイッチを切っても電流が流れ続けることがあります。
特に、回路図上では一本の線で描かれている部分が、実物では複数の端子に分かれている場合に起こりやすい現象です。
「左の4つの端子」が示しているもの
4つ並んだ端子は、単なる空き端子ではなく、内部で役割が分かれていることが多いです。例えば、電源入力用、出力用、スイッチ共通端子などが含まれているケースがあります。
何も繋がなくてよい端子も存在しますが、それは回路の構造を理解したうえで判断する必要があります。
赤と黒の線が意味するもの
図や写真で赤と黒の線が描かれている場合、多くは電源のプラス(赤)とマイナス(黒)を示しています。
これを無視して配線すると、意図せず常時通電状態になり、電球が消えない原因になります。
回路図を読むときの基本的な視点
回路図では、「どの端子とどの端子が電気的につながっているか」を線で表しています。
一方、実物では「どの端子が内部で共通なのか」「スイッチがどの状態で導通するのか」を確認することが重要です。
初心者が確認すべきチェックポイント
配線前に、端子の説明書や型番の仕様図を確認し、共通端子(COM)や常閉(NC)、常開(NO)の区別を把握しましょう。
テスターで導通確認を行うと、回路図と実物の対応関係が理解しやすくなります。
まとめ
回路図を正しく読んでいるつもりでも、端子の役割を誤解すると、電球がつきっぱなしになるなどの現象が起こります。重要なのは、線の見た目ではなく「電気がどこを通るか」を意識することです。端子の構造と回路図の意味を一つずつ対応づけて考えることで、配線トラブルは確実に減らせます。


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