単相200Vから三相200Vへの変換を行い、定格6.8Aの三相誘導電動機を動かす場合、ブレーカーの選定は非常に重要です。この記事では、変換に伴う注意点や適切なブレーカー選定方法について解説します。
単相200Vと三相200Vの違い
まず、単相200Vと三相200Vの基本的な違いについて理解しておきましょう。単相200Vは一つの電圧線と接地線を使用するのに対し、三相200Vは3つの電圧線を使用して供給されます。三相電力は単相に比べて、効率的に電力を供給できるため、大きな負荷にも対応可能です。
単相から三相に変換するためには、一般的にはインバーターを使用することが多いです。このインバーターが単相200Vの電力を三相200Vに変換します。
定格電流とブレーカー容量の関係
定格6.8Aの三相誘導電動機を動かす場合、ブレーカー容量はその電動機が必要とする電力に合わせて選定する必要があります。ここで重要なのは、電動機が起動する際の瞬間的な電流が通常の運転電流よりも大きいという点です。このため、ブレーカーの容量は電動機の起動電流を十分に耐えられるように選定しなければなりません。
一般的な目安として、ブレーカー容量は電動機の定格電流の1.5倍から2倍程度が推奨されます。したがって、6.8Aの電動機の場合、ブレーカー容量は約12Aから14Aの間が適切であると考えられます。
20Aのブレーカーは適切か?
質問の内容にある20Aのブレーカーですが、一般的には6.8Aの三相電動機に対しては少し大きいかもしれません。しかし、起動時の電流を考慮すると、20Aのブレーカーでも問題なく対応できる場合があります。とはいえ、ブレーカーの容量を過剰に選定すると、過剰な電流が流れるときにブレーカーが適切に作動しない可能性もあるため、慎重に選定する必要があります。
また、インバーターを使用する場合、インバーター自体に過電流保護が組み込まれていることもあるため、その点も確認しておきましょう。
適切なインバーターの選定方法
インバーターを選定する際は、単相200Vを三相200Vに変換するため、変換機能に加えて、定格電流や起動電流を適切に処理できるモデルを選ぶ必要があります。特に電動機の起動時にインバーターが過電流を許容できるかどうかを確認することが重要です。
さらに、インバーターの選定時には、電動機の運転条件(例えば連続運転や変動する負荷など)も考慮するべきです。インバーターに関する詳細な仕様を確認し、過電流時の対応についても検討してください。
まとめ
単相200Vから三相200Vに変換する際のブレーカー選定は、電動機の定格電流と起動時の電流を考慮して適切な容量を選ぶことが大切です。6.8Aの三相電動機に対しては、通常は12Aから14A程度のブレーカーが推奨されますが、20Aのブレーカーでも問題なく使用できる場合もあります。インバーターの選定も重要な要素であり、過電流保護機能があることを確認しておきましょう。


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