心理学の統計におけるp値の表記方法は、研究結果を正確に伝えるために重要です。特に、多重比較においてp値の表記に迷うことがあります。ここでは、HADの多重比較でp値が「.000**」だった場合の表記方法について詳しく解説します。
多重比較におけるp値の基本
多重比較では、複数の検定を行うため、偶然による有意差を避けるために適切な補正が必要です。p値が「.000」や「.001」の場合、通常はその値が非常に小さいことを示しており、統計的に非常に強い証拠があります。そのため、表記方法としては、p値の範囲に応じた記号を使うことが一般的です。
表記方法:p < .001 vs p < .01
p値が「.000**」の場合、厳密には「p < .001」と表記するのが一般的です。なぜなら、p値は「.000」であっても、完全にゼロではなく、0.001未満であるため、「p < .01」と表記するのは誤解を招く可能性があります。
一方、p値が「.012*」のように0.05より小さい場合は、「p < .05」と記載するのが一般的です。これは統計的に有意であり、一般的な基準に従っています。
比較Aと比較Bの表記方法
質問にある比較A(p = .012*)と比較B(p = .000**)については、比較Aは「p < .05」とし、比較Bは「p < .001」と記載するのが適切です。このように、表の脚注に基準を明確に示すことで、読者に誤解を与えずに統計的な有意差を伝えることができます。
まとめ
多重比較におけるp値の表記方法は、p値の正確な範囲を反映させることが重要です。特に、「.000」や「.001」といった非常に小さいp値に対しては、「p < .001」と表記し、誤解を避けるようにしましょう。適切な表記方法を使用することで、研究結果がより信頼性のあるものとして伝わります。


コメント