「付和雷同」の「雷同」とはどういう意味？その語源と使い方を解説

「付和雷同（ふわらいどう）」という言葉はよく使われますが、その意味や語源について知らない方も多いかもしれません。この記事では、言葉の意味や使い方について詳しく解説します。

1.「付和雷同」の意味

「付和雷同」とは、「周りの意見に流されて、自分の意見を持たずに同調すること」を意味します。この言葉は、何も考えずに他人の意見に従ってしまう様子を表現しています。

「雷同」の「雷」は雷のこと、つまり「雷の音」と同じように、誰かが言ったことをそのまま繰り返す様子を指しています。雷の音が一度鳴ると、すぐに後に続く音が同じように響くことから、何も考えずに他人の意見に従うことを表すようになりました。

「付和雷同」という言葉は、あまり良い意味で使われません。自分の意見を持たずに周りに流される様子を批判する際に使います。例えば、「彼はみんなが賛成したからといって、付和雷同してしまった。」というように使われます。

「付和雷同」に似た言葉として、「同調圧力」や「集団心理」があります。これらは、周りの意見に流されてしまう現象を指す言葉ですが、微妙に意味が異なります。

「付和雷同」の「雷同」という部分は、周りの意見に同じように従ってしまう様子を表しています。自分の意見を持ち、しっかりと判断をすることが大切です。