水準測量において、既知点を基準に新たな水準点を作成する際、往復差や環閉合差の確認が重要です。この記事では、往復観測時に出る往復差や較差、環閉合差について、どのようにチェックすべきかについて詳しく解説します。
往復差と較差、環閉合差の意味
まずはそれぞれの意味について理解しておくことが重要です。往復差は、往復観測を行った際に得られる誤差の差を指し、測定が前後で一致するかを確認するものです。較差は、測定結果が基準値からどれだけずれているかを評価するものです。環閉合差は、閉環測量で複数の点を測量した際に起こる誤差を示します。
往復差と較差は通常、往復観測の際に確認されるものですが、環閉合差は複数の点を経て閉じる測量で重要になります。
往復観測での往復差と環閉合差のチェック
質問にあるように、往復観測を行った際に往復差が出た場合、その差を較差として扱うのは一般的です。また、往復差に加えて環閉合差をチェックするかどうかは、測量の範囲に依存します。
もし測量が1点のみの場合、通常は環閉合差のチェックは不要です。往復観測による閉合差と較差を比較して、測定の精度を確認することが主な目的となります。ですが、複数の点を使って環状に測定する場合は、環閉合差を確認する必要があります。
環閉合差が必要な場合とは?
環閉合差は、複数の点を使って閉環測量を行う場合に重要になります。例えば、測量範囲が広がる場合や、複数の測定点を使用する場合には、環閉合差をチェックして全体の誤差を評価します。
しかし、単一の往復観測では環閉合差は関係ありません。往復差のチェックが精度の確認に使われるため、複数の点を用いた閉環測量に移行する場合に環閉合差の確認が求められます。
まとめ
水準測量における往復差、較差、環閉合差のチェックは、それぞれの測量の目的に応じて適切に行う必要があります。往復観測を行う場合は、往復差と較差を確認し、複数点を使った閉環測量の場合にのみ環閉合差のチェックが必要です。


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