この問題では、座標平面上で放物線y=x²と円が交わる点についての幾何学的な問題を扱っています。問題の構成は、円と放物線の交点、接線、そして三角形の面積の計算に関するものです。具体的には、円と放物線が交わる点Bを求め、そこから三角形ABCの面積を計算します。
問題の設定
与えられた情報は次の通りです。
- 放物線:y = x²
- 円②:原点Oを中心に半径√6/2
- 円③:点Aを中心に半径√6/2で、放物線上のx>0かつy>0の部分に位置する
- 円②と③は外接し、その交点を点Bとする
- 点Bにおける円②の接線とy軸の交点を点Cとする
放物線と円の交点Bの求め方
まず、円②と円③が外接する条件を考えます。円②の半径は√6/2、円③の半径も同じく√6/2です。これらの円が外接するため、円の中心間の距離が二つの半径の和に等しくなる必要があります。
次に、円③が放物線y=x²上にある点Aを中心としているため、点Aの座標も放物線の方程式を満たします。この条件を使って、点Aの座標を求め、その後、点Aを中心にした円③の位置関係を明確にします。
接線の方程式と点Cの計算
点Bにおける円②の接線の方程式を求め、次にその接線とy軸の交点を点Cとして求めます。この接線の方程式は、接点Bの座標を使って導くことができます。
接線の傾きは、点Bにおける円②の半径と直交するため、円の中心Oと点Bの座標を用いて計算します。接線の方程式が求まったら、その接線とy軸との交点を計算して点Cの座標を得ます。
三角形ABCの面積の計算
最後に、点A、点B、点Cの座標が得られたら、三角形ABCの面積を求めます。三角形の面積は、三点の座標を用いて行列式を利用して計算できます。
具体的には、次のような公式を使用して三角形の面積を求めます。
面積 = 1/2 * | x₁(y₂ – y₃) + x₂(y₃ – y₁) + x₃(y₁ – y₂) |
まとめ
この問題では、幾何学的な考察を用いて、放物線と円の交点を求め、接線の方程式を計算し、その接線とy軸の交点を求めることで三角形ABCの面積を算出しました。問題を解くためには、座標幾何学の基礎的な知識と、幾何学的な図形の関係を理解することが重要です。


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