数列の初項から第n項までの和の求め方:1+4+7+10…の問題解説

高校数学

「1+4、1+4+7、1+4+7+10、…」のような数列の初項から第n項までの和を求める問題があります。この問題では、数列の規則性を理解して、和を求めるための式を導出する必要があります。この記事では、その方法を詳しく解説します。

数列の規則性を見つける

まず、この数列の各項を見ると、1、4、7、10と、3ずつ増加していることが分かります。このような数列は「等差数列」と呼ばれ、一般的な形は次のようになります。

a_n = a_1 + (n-1) * d

ここで、a_nはn番目の項、a_1は初項、dは公差(隣接する項の差)です。この数列では、初項a_1は1、そして公差dは3であることが分かります。

和の公式を使って求める

等差数列の初項から第n項までの和を求める公式は以下の通りです。

S_n = n/2 * (2a_1 + (n-1) * d)

この公式を使って、問題の数列の和を求めることができます。ここで、a_1は1、dは3ですので、この公式に代入していきます。

具体的な計算例

例えば、この数列の初項から第5項までの和を求めてみましょう。まず、公式に代入します。

S_5 = 5/2 * (2 * 1 + (5-1) * 3)

この式を計算すると、

S_5 = 5/2 * (2 + 12) = 5/2 * 14 = 35

したがって、初項から第5項までの和は35です。

まとめとポイント

この問題では、等差数列の和を求めるために、数列の規則性を確認し、適切な和の公式を使うことが重要でした。公式を覚えておけば、どんな等差数列でも和を簡単に求めることができます。
具体的な計算では、初項と公差を公式に代入して、適切に計算することがポイントです。もしnが大きい場合でも、この方法を使えば迅速に解くことができます。

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