GNSSによる基準点測量(スタティック法)では、観測方法や使用する機材に関してさまざまな課題が存在します。本記事では、質問者が直面している課題に対して解決策を提供します。特に、既知点を3点使用し、新点を複数設置する場合の観測方法と、点検測量の取り扱いについて考察します。
1. 新点の設置方法と観測法
質問者は、A点、B点、C点を設置したいと考えており、GNSSアンテナは2台しか使用できません。このような状況では、どのように新点を観測すればよいのでしょうか。まず、A点とB点を同時に観測し、B点とC点、さらにA点とC点を順番に観測する方法が考えられます。この方法では、三角網(閉合)を構成することが可能となり、GNSS-Pro Xなどの解析ソフトウェアを使用して測定結果を評価できます。
2. 3点設置時の観測方法の選択
新点を3点設置する場合、A-B、B-C、A-Cのペアをそれぞれ1セッションずつ観測することは理にかなっています。この方法で観測を行うと、複数の日程にわたって分けて実施することができ、観測の精度を確保しながらも現実的な作業量を維持できます。
3. 観測時間と点検測量の取り扱い
観測時間としては120分が予定されており、十分な精度を得るためには適切な観測時間を確保する必要があります。点検測量については、A-B基線を120分間観測することで点検測量として扱うことができます。この方法で、10%の点検測量率を達成することが可能となります。
4. 複数日にわたる観測方法
点検測量を含む場合、観測作業が複数日にまたがる可能性があることは理解できます。その際、連続して観測を行うことが難しい場合でも、分割して複数回の観測を行うことで、観測精度の低下を防ぐことができます。重要なのは、観測間隔を適切に管理し、前回の観測結果と整合性を持たせることです。
5. まとめ
GNSSを用いた基準点測量において、新点を複数設置する場合の観測方法について考慮するべきポイントは、観測するペアの選択、観測時間の確保、点検測量の取り扱いなどです。適切な測量方法を選択することで、精度の高い結果を得ることができます。観測作業が複数日にわたる場合でも、計画的に実施することが重要です。


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