√2の連分数展開が有理数に収束しないことをイプシロンN論法で示す方法

大学数学

√2の連分数展開が有理数に収束しないことを証明するためには、イプシロンN論法を使うことでその収束性を厳密に示すことができます。この記事では、√2の連分数展開における収束について詳しく解説し、有理数に収束しないことをどう示すかをステップバイステップで説明します。

連分数展開とは

連分数展開は、無理数を有理数の連分数の形で表す方法です。無理数を連分数の形で近似することができ、無理数の近似を繰り返すことで、有理数の列を得ることができます。

例えば、√2の連分数展開は次のように表されます:
√2 = [1; 2, 2, 2, 2, …]。ここで、[1; 2, 2, 2, …]は、連分数の形で表された√2の展開を示しており、無限に続きます。

イプシロンN論法の概要

イプシロンN論法は、数学的に収束するかどうかを示すために使われる手法です。この方法では、収束する場合には任意のε(エプシロン)に対して、十分大きなNが存在し、そのN以降の項がε以下であることを証明します。

ここでの目標は、√2の連分数展開が有理数に収束しないことを示すために、もし有理数に収束すると仮定した場合に矛盾が生じることを示すことです。

√2の連分数展開が有理数に収束しない理由

√2の連分数展開において、有理数に収束しないことを示すためには、√2の連分数展開が無限に続くことを考えます。連分数展開が有理数に収束するためには、有限の段階で展開が打ち切られ、数値が有理数になる必要があります。

しかし、√2の連分数展開は無限に続くため、その近似有理数の列は永遠に有理数に収束することはありません。具体的には、任意のεに対して、√2の連分数展開によって得られる近似有理数の列が、εを超えて近づくことがないことを示します。

証明:√2の連分数展開が有理数に収束しない

イプシロンN論法を使用して、√2の連分数展開が有理数に収束しないことを示すには、次のように進めます。

  • まず、√2の連分数展開から得られる近似有理数列を考えます。
  • 次に、この有理数列が収束するならば、あるNが存在して、n ≥ Nに対して、近似値が任意のεより小さいことが成り立つと仮定します。
  • しかし、実際には√2の連分数展開が無限に続くため、この仮定に矛盾が生じます。
  • したがって、√2の連分数展開は有理数に収束することはなく、無理数であることが確認できます。

まとめ

√2の連分数展開は無理数であり、有理数には収束しません。イプシロンN論法を使って、もし有理数に収束すると仮定した場合の矛盾を示すことができます。この証明により、√2の連分数展開が無限に続き、決して有理数に収束しないことが確認されます。

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