「酸が抜けたコーラに強炭酸を入れたら、酸味は復活するの?」という疑問は、多くの人が一度は感じたことがあるかもしれません。結論から言うと、炭酸の刺激はある程度戻りますが、元のコーラの味が完全に復活するわけではありません。本記事では、炭酸と酸味の違いを化学的に分かりやすく解説します。
そもそもコーラの「酸」とは何か
コーラの酸味は主にリン酸によるものです。
市販のコーラには炭酸(二酸化炭素が溶けたもの)だけでなく、リン酸という酸味成分が含まれています。
つまり、コーラの酸味は炭酸だけで決まっているわけではありません。
炭酸が抜けるとはどういうことか
炭酸が抜けるとは、水に溶けていた二酸化炭素(CO₂)が気体として逃げることです。
炭酸水では、CO₂が水に溶けて炭酸(H₂CO₃)を形成しますが、時間が経つと気体として放出されます。
このとき刺激感(シュワシュワ感)は弱くなりますが、リン酸そのものは残っています。
強炭酸を加えたらどうなる?
酸が抜けたコーラに強炭酸水を加えると、再びCO₂が溶け込むため、炭酸の刺激は戻ります。
しかし、すでに味のバランスは変化しています。甘味や香料成分は時間とともに風味が落ちることがあります。
また、水で割ることになるため、リン酸濃度や糖度が下がり、元の味とは異なります。
具体的にどう変わるのか
例えば、開封後に半日放置したコーラは、炭酸が抜けてもリン酸は残っています。
そこに強炭酸水を加えると、刺激は回復しますが、味は薄まります。
結果として「炭酸入りコーラ風飲料」にはなりますが、完全な復活とは言えません。
なぜ味が完全に戻らないのか
コーラの味は炭酸、リン酸、糖分、香料のバランスで成り立っています。
炭酸だけを補っても、他の成分の濃度は元に戻りません。
特に香料は揮発しやすいため、時間経過で風味が弱くなります。
まとめ
酸が抜けたコーラに強炭酸を加えると、炭酸の刺激はある程度復活します。
しかし、コーラ本来の酸味や風味が完全に元通りになるわけではありません。
炭酸と酸味は別の要素であり、味は複数成分のバランスで決まるという点がポイントです。


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