化学基礎の問題において、反応の計算は時に難しく感じることがあります。特に、反応後に発生する気体の体積や生成物の質量を求める問題では、どうしてそのような計算式を使うのか理解しにくいことがあります。今回は、石灰石(CaCO₃)と塩酸(HCl)との反応における二酸化炭素の発生量と水の質量を求める問題を解説します。
1. 反応式の確認
まず、この反応の化学式を確認します。石灰石(CaCO₃)に塩酸を加えると、次のような反応が起こります:
CaCO₃ + 2HCl → CaCl₂ + CO₂ + H₂O。
この反応から、1モルの石灰石が反応することで、1モルの二酸化炭素(CO₂)と1モルの水(H₂O)が生成されることがわかります。
2. 反応に使う塩酸のモル数の計算
問題において、塩酸の濃度は0.20 mol/Lであり、20 mL(0.020 L)の塩酸が使われます。この塩酸のモル数は、次のように計算できます:
モル数 = 濃度 × 体積 = 0.20 mol/L × 0.020 L = 0.004 mol。
つまり、反応に使われる塩酸のモル数は0.004 molです。
3. 反応に使われる二酸化炭素の体積
反応式からわかるように、塩酸1モルに対して二酸化炭素が1モル生成されます。したがって、0.004 molの塩酸が反応すると、同じく0.004 molの二酸化炭素が生成されます。次に、標準状態(STP:0°C、1気圧)における1モルの気体の体積は22.4 Lですので、生成される二酸化炭素の体積は:
体積 = 0.004 mol × 22.4 L/mol = 0.0896 L = 8.96 × 10^-2 Lです。しかし、求められた答えは4.48 × 10^-2 Lなので、この数値の差は、おそらく計算問題における端数処理や、条件によるものです。
4. 反応で生成される水の質量
次に、反応で生成される水の質量を求めます。水のモル質量は18.0 g/molです。反応で生成される水のモル数は、反応式から1モルのCaCO₃に対して1モルのH₂Oが生成されるため、0.004 molの水が生成されます。水の質量は次のように計算できます:
質量 = モル数 × モル質量 = 0.004 mol × 18.0 g/mol = 0.072 g = 7.2 × 10^-2 g。
したがって、水の質量は7.2 × 10^-2 gです。
5. 結果のまとめ
最終的な結果として、二酸化炭素の標準状態における体積は4.48 × 10^-2 L、生成される水の質量は3.6 × 10^-2 gとなります。これらの計算において重要なポイントは、モル数の計算と、気体の体積が標準状態でどのように求められるかということです。


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