日本の伝統的な童話には、キャラクターたちが教訓的な行動を取る場面が多くありますが、その行動の「正当性」や「やりすぎ」感についての議論はしばしばあります。今回は、いくつかの代表的な童話キャラクターの行動について評価し、その行動が「やりすぎ」なのか、「正当」なのか、「悩む…」というレベルなのかを分析します。
1. 『さるかに合戦』におけるさるの懲らしめ
この話では、さるが他の動物たちに対して横暴な態度を取り、その結果、動物たちが協力してさるを懲らしめます。この行動は、さるが自分の行いに対する報いを受けるという意味で「正当」と言えます。動物たちはさるに対して過度な報復をするわけではなく、むしろ正義感から行動しているため、「やりすぎ」ではないと判断されます。
2. 『かちかち山』でのうさぎの報復
たぬきに対してうさぎが取る行動は、最初は自衛の意味が強いですが、物語が進むにつれて報復的な要素が強くなり、最終的にはたぬきを過酷に懲らしめます。この場合、報復はやりすぎと言えるかもしれませんが、物語の流れとしては「正当」だと考える人も多いでしょう。
3. 『したきりすずめ』のおばあさん
おばあさんがすずめの舌を切る行為は非常に過酷であり、「やりすぎ」そのものと言えるでしょう。すずめが善意であったにもかかわらず、無駄に残酷な行為に走ったため、この行動は倫理的に「悩む…」と評価されるかもしれません。
4. 『貞六とシロ』でのお偉いさんたち
貞六が懲らしめられる場面では、お偉いさんたちが自分たちの権限を使って過剰に貞六に圧力をかける形が描かれています。これはやや「やりすぎ」に見える部分があり、物語の中でも少し疑問を感じる部分です。
5. 『桃太郎』の鬼との対峙
桃太郎とその仲間たちが鬼を退治するシーンは、非常に「正当」な行動として評価されます。鬼が村人を脅かしていたため、その脅威を排除することは必然的であり、この行動には「やりすぎ」という印象は少ないです。むしろ、物語としては正義の行動と考えられます。
まとめ
各童話に登場するキャラクターの行動には「正当」「やりすぎ」「悩む…」という異なる評価ができますが、共通して言えることは、物語における正義感や報復心が強く描かれている点です。それぞれの物語が教訓的であり、どのキャラクターの行動が正当かを考えることが、今後の解釈や教育的な価値にも繋がるでしょう。


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