日本語の「やばい」という言葉は、ポジティブにもネガティブにも使える万能な若者言葉として非常に人気です。同様の言葉が他の言語にも存在しており、特定の意味を超えて多様な使い方がされています。本記事では、世界の他の言語で「やばい」と同じように複数の意味を持つスラングや若者言葉を紹介します。
英語:AwesomeとSick
英語の「awesome」や「sick」は、元々はポジティブな意味を持っていますが、若者言葉としてはその使い方が広がり、驚くほど多様な意味を持つようになりました。「awesome」は単に「素晴らしい」を意味するだけでなく、驚きや予想外の出来事に対して「ヤバい!」という感情を表現することもあります。
また、「sick」ももともとは「病気」の意味でしたが、現在では「かっこいい」「すごい」といった意味で使われることが増えています。これらは「やばい」と似たように、ポジティブな感情を表現する際に使われます。
スペイン語:ChidoとGuay
スペイン語圏でも、若者言葉に多くのバリエーションがあります。メキシコの若者が使う「chido」やスペインの「guay」は、もともと「良い」「素晴らしい」といった意味で使われていましたが、驚くべき出来事や予想外の状況にも使えるようになりました。これらの言葉は、同じくポジティブにもネガティブにも使える点が「やばい」に似ています。
例えば、「chido」を使って「¡Qué chido!»(すごい!)といった風に、驚きや感嘆を表現する際に使います。また、ネガティブな状況で驚いた場合にも、「¡Está bien chido!(ひどくて面白い!)」というふうに使われることもあります。
フランス語:Chouette
フランス語の「chouette」はもともと「フクロウ」を意味しますが、スラングとして使うと「素晴らしい」「最高」といった意味になります。この言葉も、「やばい」と同じようにポジティブな感情を表す言葉でありながら、時には予想外の状況に対して使われることもあります。
例えば、友人が予想外の素晴らしい出来事を報告した際に、「C’est chouette!(素晴らしい!)」と言って驚きや感嘆を表現することができます。
ドイツ語:Krass
ドイツ語の「krass」も、元々は非常に強い意味合いを持つ言葉ですが、若者の間ではポジティブにもネガティブにも使われるスラングとなりました。「krass」は、「すごい」「信じられない」「ありえない」といった意味で使われ、驚きや感動を表す言葉として頻繁に登場します。
例えば、何かに感動したり驚いたりしたときに、「Das ist krass!(それすごい!)」というふうに使います。また、否定的な出来事に対しても「Das ist krass schlecht(それはひどすぎる)」と使われることがあります。
まとめ
「やばい」に似た多義的なスラングや若者言葉は、世界中のさまざまな言語に存在します。これらの言葉は、使い方や文脈によってポジティブにもネガティブにも意味を変えるため、理解するにはその言語と文化への深い理解が求められます。各国のスラングや若者言葉を知ることで、異文化コミュニケーションがさらに豊かになり、言語の面白さを実感できます。


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