漏電の調査や記録を効率よく行うために、漏電発生時刻を記録するロガーを使用することは非常に有用です。この記事では、漏電発生時の接点を記録し、長期間データを収集できるロガーの選び方や、具体的な活用方法について解説します。
漏電発生時刻を記録するロガーの機能
漏電発生時刻を記録するロガーは、漏電の発生と終了のタイミングを正確に記録し、そのデータを解析できる形で出力する装置です。特に、接点が閉じた時刻と開いた時刻を記録する機能が求められます。
希望する機能としては、以下のような点が挙げられます:
・最大14日間程度のデータ保存
・接点が閉じた時刻の記録
・CSV形式またはテキスト形式でのデータ出力
・SDカード、microSDカード、USBメモリでのデータ保存
・複数回路の記録(3〜4チャンネル)
市販のロガーの選定について
市販の漏電ロガーやリークロガーは高価であり、複数回路を同時に調査する際にコストがかさむため、低コストで複数回路を記録できる装置を探すことが重要です。
これには、マイコンボードやシンプルなデータロガーを活用した自作の解決策が考えられます。自作ロガーでは、低価格で必要な機能をカスタマイズできる可能性があります。例えば、ArduinoやRaspberry Piといったマイコンボードを使うことで、複数チャンネルを持ち、SDカードにデータを保存するロガーを手軽に作成することができます。
自作ロガーの作成方法
自作の漏電記録ロガーは、マイコンボードを使って接点の状態を監視し、記録するシンプルな装置です。接点が閉じた時にマイコンボードが信号を受け取り、その時刻をSDカードに保存することができます。
基本的な構成は、接点が閉じることでトリガーされるスイッチ入力と、時間を記録するためのRTC(リアルタイムクロック)モジュール、そしてデータを保存するためのSDカードモジュールです。これにより、安価で機能的なロガーを実現できます。
記録データの活用方法
記録されたデータは、Excelなどで解析可能なCSV形式で保存されることが望ましいです。CSVデータにより、漏電の発生時刻を時系列で確認し、発生頻度や発生時の状況を解析することができます。
これにより、特定の回路における漏電の発生パターンや原因を分析し、適切な対策を講じることが可能となります。また、データは長期間に渡って保存し、過去の履歴を振り返ることもできます。
まとめ
漏電発生時刻を記録するロガーは、漏電の調査において非常に重要な役割を果たします。市販の高価なロガーを購入する代わりに、マイコンボードを活用した自作ロガーを作成することで、コストを抑えつつ、必要な機能を実現できます。また、記録されたデータをCSV形式で保存することで、漏電のパターンを解析し、効率的な調査を行うことが可能です。


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