高所からの落下時の怪我と救急対応:指関節が90度ずれることはあるのか?

ヒト

高い場所から落ちた際に指が脱臼し、関節が通常の範囲を超えて90度以上曲がったという体験談に関して、救急隊員から「元々指関節が90度ずれてる人がいるのか?」と尋ねられることがあります。このような事例は実際に起こり得るのでしょうか?この記事では、指の関節が通常の可動域を超えることについて、医学的な観点から解説します。

指関節の解剖学と可動域

人間の指関節は、指を曲げ伸ばしするために重要な役割を果たします。指の関節にはいくつかの種類があり、最も一般的なものは「近位指節間関節(PIP関節)」や「遠位指節間関節(DIP関節)」です。これらの関節は、正常であれば一定の範囲でのみ動きます。

通常、指関節は痛みを伴わずに一定の可動域内で動きますが、強い外力や事故によって脱臼が起こることがあります。脱臼が起こると、関節の骨が通常の位置からずれ、可動域を超えることもあります。

脱臼と指の可動域の異常

指関節が脱臼すると、関節は外れ、骨同士が正しい位置にないため、指の動きが制限されることがあります。脱臼の際には、関節が通常よりも大きく動くことがあり、時には90度以上の角度で曲がってしまうこともあります。

これは、関節周辺の靭帯や腱が強い力で引き伸ばされ、関節がずれてしまうためです。指がこのような状態になった場合、即座に医師の診察を受けることが重要です。

「元々指関節が90度ずれてる人」とは?

質問で挙げられていた「元々指関節が90度ずれている人」という表現は、通常の解剖学的な状態では考えにくいです。通常、人間の指関節が90度ずれることは自然ではなく、怪我や脱臼によって偶発的に起こる現象です。

ただし、まれに「遺伝的に関節が柔軟な人」や「過伸展関節症」という病状のある人がいます。これらの人々は、関節の可動域が通常より広く、指の関節が自然に通常の範囲を超えて動くことがありますが、これが90度という極端な角度になることは非常に珍しいことです。

救急対応と注意すべきこと

高所からの落下などで指の脱臼が発生した場合、最初に行うべきことは、無理に指を動かさず、安静に保つことです。指の状態がひどく歪んでいる場合は、痛みが強いため、救急隊員に速やかに連絡し、適切な処置を受けることが重要です。

指関節が脱臼した場合、整形外科的な処置が必要となり、関節を元の位置に戻すための「整復」が行われます。痛みを軽減するために麻酔が使われることもありますので、専門家の指導のもとで治療を受けましょう。

まとめ

指の関節が90度ずれるという現象は、通常の状態ではあり得ませんが、強い外力による脱臼や事故の際には、関節が不自然に動くことがあります。「元々指関節が90度ずれている」というのは、異常な状態ではあり、通常は脱臼によって引き起こされます。高所からの落下による怪我の場合、指の状態を無理に動かさず、速やかに救急対応を受けることが重要です。

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