建築学科で3回生になると、設計課題やスタジオでBIMソフトの使用が本格化し、ArchiCADを扱う機会が一気に増えます。「操作についていけるか不安」「自己流にならずにきちんと身につけたい」と感じる学生も多いでしょう。本記事では、ArchiCADを効率よく習得するための考え方と、参考書選びのポイントを整理します。
ArchiCADは「操作」より「考え方」が重要
ArchiCADは単なる作図ソフトではなく、BIMの考え方に基づいて建物を構築していくツールです。そのため、ボタンの場所を覚えるだけでは、応用が利かなくなりがちです。
壁・床・スラブ・ゾーンといった要素がどのような意味を持ち、どう連動しているのかを理解することが、使いこなしへの近道になります。
最初に押さえたい基本操作と概念
初学者の段階では、複雑な表現よりも「正しいモデリング」ができることが重要です。壁ツールや階高設定、レイヤー管理、ビュー管理などは早めに慣れておくと後が楽になります。
設計課題と並行して、シンプルな住宅モデルを一から作る練習をすると、全体の流れを把握しやすくなります。
参考書を選ぶときのチェックポイント
ArchiCADの参考書は、「操作解説型」と「設計実践型」に大きく分かれます。初心者のうちは、画面付きで手順を追える操作解説型が向いています。
一方で、設計課題に慣れてきた段階では、BIM的な考え方や実務視点が書かれた本の方が理解が深まります。
公式教材や無料リソースの活用
市販の参考書だけでなく、公式チュートリアルや学習用データも有効です。公式が用意している教材は、基本操作から応用まで体系的に整理されています。
特に動画教材は、操作の流れを視覚的に確認できるため、独学でもつまずきにくい点がメリットです。
授業・課題と並行して身につけるコツ
課題の締切がある中で新しいソフトを覚えるのは大変ですが、課題そのものを練習台にする意識が重要です。完璧を目指さず、「今回は壁と階段を正しく作る」などテーマを決めると負担が減ります。
友人とデータを見せ合ったり、設定の違いを確認することも理解を深める助けになります。
まとめ
ArchiCADを使いこなすためには、操作暗記よりもBIMの考え方を理解することが欠かせません。参考書はレベルに応じて使い分け、公式教材や課題実践と組み合わせることで、3回生のうちに基礎力をしっかり固めることができます。焦らず段階的に身につけていくことが、設計の質を高める近道です。


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